車好きの憧れ「高級車」。そんな高級車だが、誰もが認める高級車とは一体どのような車なのだろうか。
今回は海外メディア・THE DRIVE(ドライブ)が発表した「高級車ランキング2018」を元に、誰の目にも「高級車」として映るであろう世界の高級車をランキング形式で紹介していく。
世界トップ10の高級車——「億超え」が当たり前という高級車の世界を覗いてみよう。(※各高級車の日本円価格は、2018年6月5日のレートで算出)
「億超え」が当たり前! 高級車ランキングTOP10
高級車ランキング第10位 / Koenigsegg Regera:$1.9 million(2億862万円)
by Falcon_33高級車ランキングの第10位にはスウェーデンの自動車メーカー「Koenigsegg(ケーニグセグ)」のRegera(レゲーラ)がランクイン。
ブガッティ、パガーニと肩を並べてハイスペックスーパーカーを牽引してきた自動車メーカーであるKoenigsegg。同メーカーが誇る高級車「Regerea」は、スウェーデン語で「君臨する」という意味を持つ。
電気モーターとツインターボV8エンジンを搭載しており、2.7秒で100km/hという速度を出すほどのパワーである。
高級車ランキングTOP10の第10位から億超えしているが、億超えしていなければ高級車ではないというわけではない。
当記事に掲載している高級車は、誰が見ても「高級車」だとわかる出で立ちの車たちだ。あくまでも高級車の典型例として、世界の高級車たちを見てもらえると幸いだ。
高級車ランキング第9位 / Ferrari LaFerrari Aperta:$2.2 million(2億4156万円)
世界トップクラスの知名度を誇るイタリアの自動車メーカー・フェラーリ。
そんな著名な自動車メーカー・フェラーリの70周年を代表して作られた高級車「Ferrari LaFerrari Aperta(ラ・フェラーリ・アペルタ)」が第9位にランクイン。
高級車でありながら、ハイブリッドシステムを採用したこちらの一台。
フェラーリならではのエッジシェイプデザインはそのままに、モータースポーツの世界だけでなく、シティ向け高級車業界にも着々と進出してきているフェラーリ。
こちらの高級車はハイブリッドという試みをしていながら、100km/h加速は3秒以下、最高速は350km/hオーバーという高性能を実現。
209台限定で製造され、即完売となったこちらの高級車。フェラーリがオークション目的で特別仕様の210台目を製造すると、830万ユーロ——日本円で10億円を超える額がついたそうだ。
21世紀に製造された自動車オークションの最高記録額を塗り替える、まさに伝説的な高級車である。
高級車ランキング第8位 / McLaren P1 GTR:$2.59 million(2億8439万円)
by Eddy Clio高級車ランキングの第8位にランクインされた高級車・McLaren P1 GTR。
名門F1レーシングチーム・マクラーレンの市販車部門であるマクラーレン・オートモーティブがリリースした「McLaren P1」。375台という限定生産台数をあっという間に完売した人気高級車だ。
そんな人気高級車「McLaren P1」のサーキット専用モデルとして追加されたのが、今回ランクインした高級車「McLaren P1 GTR」である。
McLaren P1 GTRの魅力はオーナーに用意された特別プログラム。イギリスのマクラーレンテクノロジーセンターにて、オーナーの体のサイズを採寸。完璧にフィットしたヘルメットとレーシングウェアが用意されるのだ。
その後も、マクラーレンがつきっきりでドライバー育成してくれるとのこと。一度もサーキットを走ったことのないオーナーでも走れるよう、最適なプログラムが準備されるという豪華特典付きの高級車なのである。
高級車ランキング第7位 / Pagani Huayra BC:$2.8 million(3億1843万)
by TheCarSpy高級車ランキング第7位にランクインしたのは、イタリアに本拠地を置く自動車メーカー・パガーニ・アウトモビリ(Pagani Automobili)から発表された高級車・Pagani Huayra(パガーニ・ウアイア)。
第7位にして、高級車の値段はいよいよ大台の3億円超え。
「ウアイア」は、南米先住民族が信仰する“風の神”を意味しており、その名を冠した自動車にふさわしく、最高速度は370km/hをマークした。
高級車ランキング第6位 / Bugatti Chiron $2.9 million(3億1843万円)
by Alang7™高級車ランキング第6位には、世界最速の1台といわれたブガッティヴェイロンの後継車である「Bugatti Chiron(ブガッティシロン)」がランクイン。
前モデルの高級車であるヴェイロンのスタイルをより洗練させ、コックピットでは高級感とスポーツ性を両立させた。
こちらの高級車の特徴として挙げられるのが、W型16気筒で各バンクに装備したターボ。最高出力1,500馬力という、世界一のエンジンスペックを誇る高級車なのである。
世界最高速の市販車として名高い高級車として、ぜひ覚えておいてほしい。
高級車ランキング第5位 /Ferrari Pininfarina Sergio $3 million(3億2928万円)
by p_c_w高級車ランキング第9位にもランクインしたイタリアの自動車メーカー・フェラーリが再度ランクイン。
高級車ランキング第5位にランクインした「Ferrari Pininfarina Sergio(フェラーリ ピニンファリーナ セルジオ)」は、フェラーリの創業者の息子であるセルジオ・ピニンファリーナ氏に敬意を示して作られた高級車だ。
こちらの高級車のベースとなっているのがフェラーリの「458スパイダー」。
2012年に85歳で死去したセルジオ・ピニンファリーナ名誉会長の名を冠したこちらの高級車は、名誉会長の哲学を反映させて1960年代のフェラーリ・デザインをモチーフに設計。
最大出力は605馬力、0-100km/h加速3秒の性能を備えている。
高級車ランキング第4位 / Aston Martin Valkyrie $3 million(3億2928万円)
by Nick Carphotography高級車ランキングの第4位の座に輝いたのは、イギリスの乗用車メーカーであるAston Martin(アストンマーティン)の高級車ヴァルキリー。
アストンマーティンは、映画「007」シリーズの主人公ジェームス・ボンドの愛車「ボンドカー」のメーカーとして知られる老舗自動車メーカーだ。
北欧神話に登場する戦女神の名前を由来とした高級車は、Red Bullと共同開発したもの。高級車ランキング常連のフェラーリを超えるスーパーカーを目指して作られたそうだ。
同メーカーらしいエッセンスは残しつつ、空力効率を追求したデザインのこちらの高級車。内装、コックピットはドライバーが運転に集中できるような空間になっており、全体的に近代的な雰囲気を纏った高級車に仕上がっている。
高級車ランキング第1位は「4億円」を越境!
ちなみにだが、一介のサラリーマンが生涯を通して稼ぐお金の相場がいくらか知っているだろうか?
賃金構造基本統計調査から2017年の東京都の推定生涯年収を算出すると、男性はおよそ2億5699万円という平均値に。
生涯年収から考えると、これらの高級車、とくに高級車トップ3の値段がいかに非現実的な値段かがわかってもらえるだろう。
高級車ランキング第3位 / Lamborghini Veneno Roadster $3.3 million(3億6220万円)
by DJANDYW.COM名前からして高級車感が溢れ出ている一台・Lamborghini Veneno Roadster(ランボルギーニ・ヴェネーノ・ロードスター)。
誰もが知るイタリアの高級車メーカー、ランボルギーニの高級車がランクイン。
高級車ランキング第2位 / Lykan HyperSport $3.4 million(3億7318万円)
by AlBargan 3億6700万円という価格で、高級車ランキングの第2位となった一台・Lykan Hypersport(ライカン・ハイパースポーツ)。
中東発のスポーツカーながら、ランボルギーニにも似たエッジシェイプデザインと水平対向6気筒ツインターボエンジンを搭載。
最高出力760ps最高速度394km/hという高スペックで、世界限定4台という希少性の高さ。アラブ系の大富豪の手に渡ったといわれている。
高級車ランキング第1位 / McLaren P1 LM $3.7 million(4億611万円)
高級車ランキングの栄えある第1位は「McLaren P1 LM」。第1位の高級車の値段は4億円超え。
公道仕様限定モデルとして発表されたMcLaren P1 LMは、たった5台のみの限定生産という特別な高級車。(プロトタイプを含めると6台)
サーキットモデル「P1 GTR」と同じく、1,000馬力を出力するパワートレインを搭載しながら公道走行が可能という、車好きにはたまらない一台となっている。
サーキットでも活躍できる性能を備えながら、公道モデルらしくエアコンも標準装備。まさに「公道仕様の高級車」と呼ぶに相応しい高級車なのだ。
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