出典:www.menshealth.co.uk
瞑想は、あなたの眠っている潜在能力を呼び起こすことができるとてもパワーのある行為だ。きちんとしたやり方さえ身につけば、あなたの能力を何倍にも大きくしてくれる。
スティーブ・ジョブスやビル・ゲイツ、松下幸之助......。世界的な成功者と呼ばれる人々が成功のために行っていた様々な行為には、ある共通点がある。それは皆「瞑想」をしていたということだ。
仕事や家庭、人間関係など、思い悩んでいることを挙げればキリがないだろう。だがあなたは、ただ「思い悩む」行為そのものに時間を取られてはいないだろうか? “無駄”な思考は、膨大な時間とエネルギーの消費に他ならない。1日5分からで良い。日々の生活に瞑想を取り入れてみてはいかがだろう。
瞑想があなたにもたらす効果
出典:www.nbcnewyork.com 瞑想のメリットは数多い。集中力の上昇や、ストレスの大幅な緩和、豊かな創造力などその恩恵は広く深いものだ。
我々の心は9割以上、潜在意識から成り立っている。潜在意識とはすなわち無意識のことであり、そこにマイナスのイメージ、またはプラスのイメージどちらが多く含まれるかによって実現できる物事の幅が大きく異なるのだ。
瞑想はそんな自分の9割以上を担う無意識と対面し、あなたの能力をより開花させていく行為なのである。以下に瞑想の基本的なやり方をご紹介していく。
瞑想のやり方その①:軽くストレッチをする
瞑想は心の流れを良くするために行うものだが、そのためには体のリラックスが欠かせない。
日々の仕事で、体のあちこちが凝り固まってはいないだろうか。首や肩、背中や足腰など、簡単なストレッチでほぐしてから瞑想に入ろう。
瞑想のやり方その②:自身が落ち着く体勢になる
「瞑想を行う体勢に、正解などない」ということをご存知だろうか。流派こそあれ、正しい形というものは存在しないのだ。
瞑想の姿勢というと、よく連想されるのは足を座禅のように組んで座り、中指と親指を輪のようにつけた両手を膝の上に置く体勢だろう。もちろんそれも問題はない。
しかし本来、瞑想とは椅子に座って行っても構わないものなのである。ブッダが実践していたというヴィパッサナー瞑想では、立ったまま、または歩きながら行う瞑想もあるほどだ。ベッドに寝ながら、椅子に座りながら、余計な力を抜いて瞑想だけに集中できる、そんな体勢を取ればよいのである。
瞑想のやり方その③:丹田呼吸で、深く呼吸する
瞑想のやり方においてとても重要なのは深く呼吸をすることだ。深く静かに呼吸しながら、自身の呼吸に意識を集めていく。
普段我々が行っているのは肺呼吸だが、丹田呼吸とは下腹部を使って呼吸していく呼吸法のことである。
丹田とは、ヘソから指4本分、垂直に下った辺りにあるツボのこと。その丹田を意識し、肺ではなく下腹部で深く、自然なリズムで呼吸しよう。呼吸を行うにつれて身体が温まるのを感じられるはずだ。
瞑想のやり方その④:雑念を見つめる
呼吸までが整ったら、目を閉じて徐々に呼吸へと静かに意識を集中させよう。このポイントこそ、多くの人が瞑想について勘違いしているところなのだ。
瞑想とはどのような行為だろう? 雑念を追い払って頭の中を空っぽにするものだろうか。実は、それは瞑想を挫折させる大きな思い込みに過ぎない。
瞑想の基本的なやり方として瞑想中、雑念が浮かんでくるのは当たり前だと認識してほしい。瞑想とはその雑念を外から静かに見つめることだ。
瞑想中に浮かんでくる雑念は、あなたの「無意識」がたくさんの否定的な思いを抱えているぞ、という潜在意識からのメッセージ。否定せず分析せず、ただ深く静かに見つめてみよう。
瞑想に時間制限はないが、初心者は5分、慣れた人でも20分程度が目安。瞑想は苦行ではない。やめたいときにやめて良いということも覚えておこう。目を開ける前に、指や首を少しずつ動かして目覚める準備をしておくと、スムーズに体も目覚めてくれる。
きちんとしたやり方で行っていたとしても、瞑想に慣れるまで少々時間がかかるかもしれない。だが瞑想を自分のものにできたとき、あなたの能力は以前よりもさらに開花しているだろう。朝でも夜でも、ちょっとした隙間に瞑想をしてみてはいかがだろうか。
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