学生のときは全く太らなかったのに、社会人になったとたんに増える体重とお腹につく脂肪。ダイエットをしようと志しても、仕事での付き合いの飲み会のせいで、思うようにダイエットを進められないのが悩みの方も多いだろう。
「仕事と並行して上手くダイエットをしたい!」と常日頃から念じているあなたに、今回はシリコンバレー仕込みのダイエット法をご紹介する。『シリコンバレー式 自分を変える最強の食事』の著者 デイヴ・アスプリー氏は、eコマース(電子商取引)を史上初めて行うなど、シリコンバレーで成功したIT界の寵児なのだが、肥満と体調不良に悩まされていた。しかし、実際にこの食事法を実践して140キロあった体重の50キロ減量に成功させ、さらに20ポイントもIQを高めたらしい。ダイエットをしたい方には、騙されたと思って読んでいただきたい。
朝ヨーグルトとフルーツは太る原因
「朝にヨーグルトやフルーツを食べるとダイエットに良い」という噂を耳にして、実際に仕事前に家でどちらかを食べる、という方も多いだろう。しかし、この噂は都市伝説に過ぎない。
一見フルーツやヨーグルトはヘルシーで健康に良さそうなため、ダイエットにも適していると結びつけたくなる。しかしフルーツは甘い飴レベルに糖分を多く含んでおり、ヨーグルトは菌を多く持っているので、ダイエットには不向きなようだ。むしろ2つは太りやすい存在なので、この2つを合わせたなら最後、「ヨーグルトで体内の菌が増加し、フルーツで接種した糖分が脂肪として貯蓄されていく」という最悪な事態に陥ってしまう。
英語で朝食は「breakfast」と言うが、この単語は「fast(断食)」を「break(破る)」という意味合いがある。身体は前日の夜から長期の断食状態に入っているので、朝食はこの状態を打ち破るためにも炭水化物やタンパク質を接種するように心がけること。そうすれば、一日中仕事に集中できるに違いない。
炭水化物は夜に摂取するべき
最近では、「炭水化物抜きダイエット」が流行しているが、炭水化物を抜くと太りやすくなったり、眠れなくなったりと様々な障害を引き起こす。むしろ炭水化物を摂取するなら、魔の時間帯といわれる夜に摂取するべきとアスプリー氏は主張する。
なぜなら、炭水化物は体をリラックスさせ、心地よい眠りに誘ってくれるのに加え、脳内の動きを活発にしてくれるからだ。仕事に関する資格を取ろうと勉強に励んでいる方は、寝る前の勉強と並行して食事を取ると、知識の吸収力が高まるかもしれない。
「炭水化物は抜かないが量を控える。炭水化物を取るときは、朝よりも夜に積極的に取る」。このことを念頭に置いて、ダイエットを実行したいものだ。
断食がIQを上げる
ダイエットをする上で、有効なのが「隔日断食」という食事法だ。断食は痩せるだけでなく、集中力が増すために仕事時の頭の回転が良くなるらしい。著者のデイヴ・アスプリー氏も、この食事法を取り入れてIQが20ポイントアップ、さらには仕事の効率が上がったと、その効果は実証済み。
とはいえ、昼や夜は同僚や上司との仕事上の付き合いで断食は難しいは難しい。そんな人には仕事のない休日だけ断食をする、もしくは特定の曜日だけ断食のために直帰するなどのルールを設けると良い。断食という名目で、ダイエットに加え、普段仕事や付き合いのせいで取れなかった自分の時間を作れるので、ルール作りはオススメだ。
加えて、断食時に「完全無欠コーヒー」をダイエットドリンクとしてご飯の代用に飲むと良い。この完全無欠コーヒーはダイエットドリンクとして、冗談抜きでアメリカで大流行し、カフェでも販売されている代物だ。下記に、レシピと著者のデイヴ・アスプリー氏が実演している動画もあるので、併せてご覧あれ。
「完全無欠コーヒー」のレシピ
グラスフェッドの無塩バター 大さじ1.5杯
ココナッツオイル大さじ 1.5杯
*グラスフェッド・・・牧草飼育された牛のバター
ココナッツオイル・・・中鎖脂肪酸
仕事しながらダイエットするというのは至難な技だが、ここで紹介した食事法は決して難易度が高くなく、痩せると同時にIQも上げてくれるというので実践する価値がある。ダイエットに興味がある方もだが、アメリカでなぜこの本が人気になったのか理由が気になる方にも手に取って分析してほしい。
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