出典:stylecaster.com
グレーは、ファッションで見る限り、非常に品格ある色だ。一介のメンズを、実に見事に紳士たる風格へと変貌させてくれるカラーである。
ゆえに、グレーアイテムのコーデには、一段とセンスが問われるのだ。
グレージャケットは、そんな格あるグレーアイテムの中で最もコーデに取り入れやすく、挑戦しやすいファッションアイテムであろう。メンズ諸君、ファッションにおいて、グレージャケットは“紳士”への最短の道筋である。以下に、そんなグレージャケットを用いたコーデを紹介していく。
「グレージャケット×グレーカーディガン」コーデ
出典:stylecaster.com ジャケット×同色のニットというのは、オフファッションではなかなかハードルの高い
コーデ。グレージャケットにグレーのカーディガンを合わせたこのコーデは、そんなハードルを丁寧に乗り越えたコーデだ。
フォーマルな雰囲気が強くなるグレージャケットに対して、ジーンズパンツを合わせてコーデをカジュアルダウン。しかしながら足元には編み上げタイプのかっちりブーツをコーデし、しっかりグレージャケットの良質な品を保持している。
コーデ全体をさらにまとめあげているのが、首に巻いたマフラーだ。グレージャケットに合わせて、くすんだカラーのアイテムをチョイスしているところが、やり手感を漂わせる。見事なコーデだ。
「グレージャケット×ブルーのワントーン」コーデ
出典:lookastic.com こちらも、グレージャケットの持つ品格を上手に崩して着こなしているお手本コーデ。知的な印象を与えるブルーからのワントーンコーデなら、グレージャケットとの相性も抜群だ。
また、シャツやシューズでコーデにホワイトを差し込んでいるのも非常に効果的。ホワイトの持つ清潔感が、グレージャケットの品格をコーデ全体に上手く生かしている。
グレージャケットを上品に着こなしながら、スニーカーでカジュアルダウンを忘れない。昨今流行中のワントーンコーデを取り入れた、非常にファッショナブルなコーデになっている。
「グレージャケット×ボーダーカットソー」コーデ
出典:www.thefashionisto.com こちらは、ボーダーのアイテムでグレージャケットを上手くオフファッションに落とし込んだコーデである。
パンツにトーンの明るいカラーを持ってきているおかげで、カジュアルになりすぎず、丁度よい大人の上品さを保ったコーデになっている。
さらに、グレージャケットの襟を立てているのもこのコーデのポイントだ。男らしいラフさが強調され、グレージャケットの着こなしをよりスタイリッシュなものにしている。胸ポケットにさりげないアクセントが入っているのも、このコーデの好ポイントだ。
「グレージャケット×モノトーン」コーデ
出典:preppybeast.com グレージャケットを最もカジュアルにコーデしているのが、こちらの「グレージャケット×モノトーン」コーデ。全てのアイテムが非常にシンプルながら、モノトーンらしいメリハリのついたコーデとなっている。
グレージャケットは、グレーが二色の中間色であるがゆえに、モノトーンコーデを邪魔せずにむしろワンランクアップさせるアイテムなのだ。春夏とモノトーンコーデを楽しんでこられた方ならば、難なく着こなせるコーデだろう。
このカジュアルさなら、コーデの足元はもちろんスニーカーでもOK。ただし全体のバランスを崩さないよう、極力ホワイトカラー以外のシューズは選ばないようにしたいものだ。
「グレージャケット×タートルネック」コーデ
出典:guystyleguide.tumblr.com オンファッションさながらのクオリティを持つ、この「グレージャケット×タートルネック」コーデ。ちょっとしたパーティーにだって参加できそうな、ドレッシーなコーデになっている。
写真のメンズが上手いのは、ブラックとグレーのツートーンでコーデをまとめた点だ。グレージャケットとパンツ、タートルネックとシューズの色味を合わせ、上品なコーデをさらに格上げさせている。
このコーデは、グレージャケットが持つ少々堅苦しい上品さを、カジュアルではなくワンランク上へと昇華させたコーデなのである。
グレージャケットのコーデは、やはり少しハードルが高そうだ。だからこそ着こなしがいがあるというもの。我々が服を選ぶのと同時に、服だって相手を選んでいるのだ。
グレージャケットに選ばれるような、品格ある大人になりたいものだ。
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