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IT業界の総資産ランキング2015:ビジネスマンなら覚えておくべきIT業界“10人の神様”。

大倉怜士

2015/10/23(最終更新日:2015/10/23)


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IT業界の総資産ランキング2015:ビジネスマンなら覚えておくべきIT業界“10人の神様”。 1番目の画像
by James Mitchell
 未来のコンピュータ・テクノロジーを生み出すIT企業の数々。4年前に亡くなったApple(アップル)の創始者・Steve Jobs(スティーブ・ジョブス)に代表されるように、彼らの知名度と世界への影響力は非常に強いものになっている。

 21世紀を生きる我々にとって欠かせないテクノロジーをクリエイトする彼らは、生活様式(ライフスタイル)の産みの親であり、その総資産も桁が違う。一国の経済状況を変えてしまうほどの総資産を築き上げている彼らの名は、ビジネスマンにとって常識の範疇ではないだろうか。

 今回は経済誌・フォーブスによるランキング「IT業界の富豪、世界ランキング」を参照しながら、まずはランキング形式でトップ10人をご紹介していこう。(10/1日現在のレート:1$/120円で変換)。

IT業界の神様「総資産ランキング上位10名」

第1位 Bill Gates(ビル・ゲイツ)/ 総資産:約9兆5,000億円

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by OnInnovation
 総資産ランキングでダントツの1位となったのは、スティーブ・ジョブスと並んで“IT界の神様”と崇められるBill Gates(ビル・ゲイツ)。言わずもがなMicrosoftの創始者。スティーブ・ジョブス亡き今、これはいろんな意味においても自然な第1位ではないだろうか。

ウィンドウズにどんな機能がついているべきかを決めるのは誰なのか。それは、ウィンドウズを買ってくれる消費者だ。

出典:ビル・ゲイツ

 それと同時に、彼は地球上で最も裕福な人間でもある。経済史・フォーブスによる過去21回の世界長者番付で、16回も1位の座を獲得している。ちなみに、ビル・ゲイツの本名はWilliam Henry "Bill" Gates III(ウィリアム・ヘンリー・"ビル"・ゲイツ3世)というなんとも“Cool”な名前なのだ。

第2位 Lawrence Ellison(ラリー・エリソン)/ 総資産:約6兆5,200億円

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出典:ja.wikipedia.org
 ビル・ゲイツに続く栄誉ある総資産ランキング2位を獲得した人物・Lawrence Ellison(ラリー・エリソン)。データベースソフトをはじめとするビジネスソフトウェアを取り扱うオラクル・コーポレーション、その設立者のひとりであり、現在は同会社のCEOを経て会長兼CTOとなっている。

 私生活では、4度の離婚歴を持つなど、何かとニュースになるIT界のゴシップ屋。実はランキング1位のビル・ゲイツとは犬猿の仲で、事あるごとにエリソンの方から喧嘩を吹っかけているという。9兆と6兆が喧嘩しているわけだ。

第3位 Jeffrey Bezos(ジェフ・ベゾス)/ 総資産:約4兆2,000億円

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出典:ja.wikipedia.org
 上位2名の犬猿の仲につける形で、総資産ランキング第3位の座を手中に収めたJeffrey Bezos(ジェフ・ベゾス)。誰もが一度は利用したことのあるだろうAmazon(アマゾン)の設立者であり、個人で同社株の18%も所持している富豪。

 2012年にはアポロ11号の打ち上げに使われ、大西洋に沈んだサターン5のF1エンジンを水深4,300mで発見。これを海底から回収するつもりであることをブログ上で発表した。

第4位 Mark Zuckerberg(マーカー・ザッカーバーグ)/ 総資産:約4兆円

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by deneyterrio
 若干31歳にして、その総資産が4兆に達するというIT業界のカリスマ的存在・Mark Zuckerberg(マーカー・ザッカーバーグ)。Facebookの共同設立者の彼は、若者のFacebook離れをものともせず、2014年の売上を58%上昇させた天才的経営者。

 今では全世界で14億人の月間アクティブユーザー数を抱えるFacebookは、先日8月24日に1日で1億人が利用するという快挙を成し遂げたばかり。

第5位 Larry Page(ラリー・ペイジ)/ 総資産:約3兆5,600億円

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by Robert Scoble
 IT業界の名だたる人物といえば、この人を忘れてはいないだろうか。Googleの共同創業者であり、現在のCEOであるLarry Page(ラリー・ペイジ)だ。デジタル時代に大きな影響を及ぼすGoogleの頂点に立つペイジの総資産は、約3兆5,600億円でランキング第5位。現在のGoogleは、検索エンジンとして世界シェアの約65%を占めている。

第6位 Sergey Brin(セルゲイ・ブリン)/ 総資産:約3兆5,000億円

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by jurvetson
 総資産ランキングの第6位には、ペイジと共にGoogleを創設したSergey Brin(セルゲイ・ブリン)がランクイン。ゲーグルグラスなどの先進的なプロジェクトを担当しており、同社のアイコン的存在となっているが、私生活は少々おイタが過ぎる模様。同社の女性幹部に手を出すなどのトラブルを起こしており、最近はペイジとも不仲だとか。

第7位 馬雲(ジャック・マー)/ 総資産:約2兆7,200億円

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by 好樣視覺影像 VG Photo Studio
 総資産ランキングベスト10において唯一のアジア人となったのが、新進の実業家・馬雲(ジャック・マー)氏だ。中国最大級のeコマース企業・アリババ社の創業者であり、現在も会長として、会社の行く末を見守っている。投資家の一面もある彼は個人的な趣味の域に留まらず、サッカーチームから映画まで、幅広いジャンルでの投資を行っている。

第8位 Steven Ballmer(スティーブン・バルマー)/ 総資産:約2兆5,800億円

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出典:ja.wikipedia.org
 2014年にMicrosoftのCEOを辞任したSteven Ballmer(スティーブン・バルマー)は総資産ランキングの第8位に入り込み、その総資産は約2兆5,800億円。

 彼に関してはあまり馴染みのない方も多いかもしれないが、ハーバード大学ではビル・ゲイツと同級生であり、同時にMicrosoftにとって30人目の社員でもある人物。他のランキング上位者とは違い、平社員から上り詰めたという、まさにサラリーマンのカリスマ的存在なのだ。

第9位 Laurene Powell Jobs(ローレン・パウエル・ジョブズ)/ 総資産:約2兆3,400億円

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出典:www.businessinsider.com
 IT業界の総資産ランキングもいよいよ大詰めだが、第9位にランクインしたのはスティーブ・ジョブ……ではなく、スティーブ・ジョブスの妻であるLaurene Powell Jobs(ローレン・パウエル・ジョブズ)だ。

 彼女の総資産の出処はジョブスの残した遺産だけではなく、アントレプレナーシップを促す財団・Emerson CollectiveとCollege Trackという低所得家庭出身の学生を支援する非営利プログラムの創設者として、自分で積み上げた資産も含まれている。

第10位 Michael Dell(マイケル・デル)/ 総資産:約2兆3,000億円

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出典:managersmagazine.com
 Dell Inc.(デル)の創設者であり、現在も会長兼CEOであるMichael Del(マイケル・デル)の総資産は、約2兆3,000億円で第10位。テキサス・ヒューストン生まれのユダヤ人だ。19歳の時に1,000ドル足らずの資金で学生寮の自室にコンピュータ会社を建てたという逸話は、あまりにも有名。

楽天・三木谷浩史は総資産1兆円でランキング19位に。

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出典:ja.wikipedia.org
 当ランキングのベスト20人に割って入った日本人はただ一人。それは日本最大級のeコマース企業・楽天の会長兼CEO・三木谷浩史氏で、その総資産は約1兆800億円。彼は、日本経済の発展を目的に発足された新経済連盟(旧・eビジネス推進連合会)の代表も務めており、安倍首相とも親交がある。

 直近では、アメリカのオンライン・キャッシュバック・サイト「Ebates」を10億ドル(約1,240億円)で買収するなど、その勢いは止まらない。

 私生活では東京・渋谷に、約24億円を費やした大豪邸を建てたことがニュースとなった。松濤地区は、麻生太郎元首相や財界人、有名芸能人などが多く住む日本有数の高級住宅街となっており、富豪としての品格を損なわない大豪邸となっている。

13・14・16位にも中国人富豪がランクイン。

 IT業界の富豪ランキングで第7位に輝いたのは中国人のジャック・マー氏だったが、実はランキングの13・14・16位にも中国人富裕層がランクインしており、中国系企業の躍進を感じさせる結果となった。

 13位のポニー・マー氏は、中国のインターネット企業・テンセントの会長兼CEOで総資産は約2兆円。14位のロビン・リー氏は、中国の検索エンジン最大手であるバイドゥのCEO。16位のレイ・ジュン氏は「中国のスティーブ・ジョブス」と呼ばれ、携帯電話メーカー・シャオミの会長兼CEOだ。

「富豪ランキング100」の内、51名がアメリカ出身!

 そして、今回の総資産ランキングで明らかになったのは、世界の富豪たちの総資産だけではない。

 例えば、今回の調査でランク付けされたのは全部で100人の富豪になるわけだが、その内の51人はアメリカ出身だったという事実が判明している。必ずしもアメリカ人というわけではないが、ご紹介したトップ10人の出身地も大方アメリカとなっている。

 そして、アジアからの選出はなんと33名。アジア各国の企業の成長を伺わせる結果も見えてきた。とはいえ、日本では世界番付に入るような富豪になることが難しいという現状も同時に見えてきた。


 こういった状況は、日本企業が他国の企業に比べて、規模が小さい(特にIT業界)という点に帰結されるだろう。これからの日本経済を支えていくような世界規模のIT企業の誕生が待ち望まれる。

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