出典:amzn.to 世界最高峰のファッションブランド・CHANEL(シャネル)の創始者「Coco Chanel(ココ・シャネル)」。“世界一かっこいい女性”として今も世界中の女性から支持されているシャネルは、87年という生涯の中で数多くの名言を残している。
そんなココ・シャネルは、なんといってもその“生き方”が魅力的。今も世界中の女性からリスペクトされる彼女の生き方。シャネルが残し、名言として今も語り継がれる言葉たち。今回はそんなココ・シャネルの名言から、彼女の仕事に対する姿勢・生き方を探っていこう。
失敗がなければ、成功はない。
出典:amzn.to 1883年にこの世に生を受け、1971年に亡くなったココ・シャネル(享年87)。シャネルが生まれたのは、フランス南西部オーヴェルニュ地方の小さな救済病院だったが、12歳のとき、母が病死。その上、あろうことか行商人の父・アルベールに捨てられ、その後は孤児院や修道院を転々とする幼少期を過ごす。
そんなココ・シャネルが遺した名言のひとつにこんな言葉がある。
シャネルの人生には実は失敗(という言葉が本当に正しいかどうか測りかねるが)もたくさんあった。例えば、第2次世界大戦時の恋愛騒動。フランス人の身でありながら、敵国であるドイツのナチス将校と恋に落ち、1944年に自由フランス軍によって逮捕され、国内では「売国奴」や「対独協力者」などと非難を浴びた。
15年というブランクを経てのファッション業界への復帰後も、彼女への非難は根強く残っており、シャネルの商品に対して「古臭い」などという酷評も少なくなかったという。
事業的な失敗ではないかもしれないが、このような逆境を経験したことのあるシャネルだからこそ、このような言葉を名言として残せたのだろう。
そして、彼女はどれだけ失敗しようと、自分のやり方だけは曲げなかった。それがココ・シャネルという“スタイル”なのだ。
ココ・シャネルという“スタイル”
確かな逆境を経験してきたシャネルだったが、彼女は自分が創造するものを流行(トレンド)とは断じて呼ばなかった。それをココ・シャネルという“スタイル”と呼んだのだ。
一過性の流行というものをつくるのではなく、いつの時代も変わらない価値を放ち続けるスタイルの創造。それがシャネルの目指した一種のブランドであり、彼女自身の表現方法でもあったのかもしれない。そして、彼女は自分の成功の秘訣としてこんな名言を残している。
他人と違う存在であり続けた彼女。服から言動から経営戦略まで、彼女は自分だけのオリジナリティを貫いた。それが自分の成功の秘訣だとシャネルは語る。
しかしこれは、「他人と違うから良い」というわけではない。シャネルが自分というオリジナリティを常に貫いていたから成功したのである。彼女は決して他人に合わせようとはしなかった。
頑固なまでのオリジナリティを持つことは、意外と難しい。シャネルはそれをやってのけたのだ、どれだけ周りから変わってると中傷されようとも。それがシャネルの成功につながったのではないだろうか。
自分の好きなことで生きた女性「ココ・シャネル」
出典:amzn.to そんな頑固なまでのアイデンティティを持って生きたシャネルは、自分の好きなファッションを仕事にし、そしてファッションと共に生きた。彼女は自分の人生に関して、このような名言も残している。
自分の人生を切り開くのは、自分の好きなことなのではないか。そんなシャネルのメッセージが伝わって来るような名言だ。
甘い考えに聞こえるかもしれないが、彼女の人生は逆境からの始まりだった。それをシャネルは自分の手で、自分の好きなことで切り開いてきたのだ。
ココ・シャネルという女性の生き方、そして名言。それらから感じるのは、彼女のオリジナリティ。おそらく、ココ・シャネルという人間だからこそ放てた言葉なのだろう。
オリジナリティ(アイデンティティ)を持ちながら生きていくことは、難しくも辛くもある。だが、それに耐えた人間だからこそ成せることがあるのではないだろうか。シャネルの名言を聞いていると、不思議とそんな気持ちになってくる。
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