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仕事納め(納会)で司会を任された!初めての司会のコツは「プログラム通りに進めないこと」

Yuta-Hoshi

2017/12/26(最終更新日:2017/12/26)


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仕事納め(納会)で司会を任された!初めての司会のコツは「プログラム通りに進めないこと」 1番目の画像

 年末の一大行事である「仕事納め」。「御用納め」などともいわれ、一年の仕事を締めくくる大切な企業イベントの一つだ。

 今回は1年間の仕事を労う飲み会「仕事納め」で司会を任されてしまった人のために、飲み会を成功させ、さらには「仕事ができる人」と思われるための進行方法、司会進行のコツをまとめた。

 司会として同僚の前に立って恥をかかないよう、あらかじめ準備しておこう。

仕事納めの司会は「デキる」印象を残すチャンス

仕事納め(納会)で司会を任された!初めての司会のコツは「プログラム通りに進めないこと」 2番目の画像

 一年に一度しかやってこない「仕事納め」。

 失敗をすると、残念ながら取り返すチャンスは来年まで来ない。そういう意味では、ミスをしても挽回のチャンスが常に与えられている普段の業務よりも難易度が高いものともいえるだろう。

 仕事納めの失敗は取り返せないというと、「大袈裟だ」と思われるかもしれない。

 たしかに日常の業務のように、失敗が自分の評価にダイレクトにつながるものではなく、万が一司会を失敗しても叱責されたり処分されたりすることはない。

「仕事納め」で“仕事ができる人”という印象を残す理由とは?

 しかし、仕事納めの飲み会のような非日常的でイレギュラーな舞台ほど、「仕事ができる人」という印象を残すには最適な場なのだ

 なぜならば、「できてあたりまえ」の業務と「あいつが適任だ」と指名された仕事納めの司会では、周囲の期待感が違うからである。

 誰にでもできることではなく、自分が適任として選んでもらっている立場だと思えば、なおさら仕事納めの司会に気合いが入るのではないだろうか。

プログラム通りは禁止!「仕事納め」の進め方

 まずは、仕事納めの会を具体的にどう進めていくか見てみよう。

 仕事納めの一般的なプログラムは以下の通りである。

【例】仕事納めのプログラム

  • 1.司会挨拶
  • 2.開会の挨拶(上席の挨拶)
  • 3.乾杯
  • 4.歓談
  • 5.余興
  • 6.閉会挨拶
  • 7.連絡事項

 このようなプログラムを作成しておくことに越したことはないが、正直そこまでプログラムにこだわる必要はない。

 何故なら、プログラム通りに仕事納めの会を進めることよりも「プログラム通りに進まないこと」に注意しなければならないからだ。

仕事納めの進め方①:大人数が参加する「仕事納め」では臨機応変な対応が必要!

 大きなイベントには、不測の事態がつきものである。

 例えば、飲み会が始まってからはじめて「喫煙所がない」や「料理が人数分出てこない」といった問題に気づくことがある。

 こういったトラブルが起きた場合は、対処法を全体に伝えるのも司会の役割であり、時には進行が滞らないように新しいプログラムを考えなければならない。

 話の上手い社員を見つけ、その場をやり過ごせるようなトークをしてもらうなど、臨機応変な対応が必要とされるのだ。

仕事納めの進め方②:仕事納め後の二次会の案内は「場の雰囲気」を読んでからアナウンスする

 また、プログラムの最後に「連絡事項」とあるが、この「連絡事項」は必ずしも最後に話せばいいというわけではない。

 例えば二次会に関する連絡は、歓談や余興の前に話したほうが良い場合もある。

 仕事納めの会の最後、お酒が入って出来上がったメンバーには司会の声が届きにくくなっていることが考えられる。

 みんなが席について落ち着いて話を聞けるときに切り出すなど、全体の雰囲気を見てからアナウンスをしよう。

仕事納めの進め方③:仕事納めの司会は「柔軟に対応する」ことを心得よ

 初めて司会を任された場合、内容の充実や気の利いた挨拶などをすることばかりに気を取られてしまい、周りが見えなくなってしまうものだ。

 しかし、それではスムーズに仕事納めの会を進行したとはいえない。

 プログラム通りにいかないことが絶対に起こると考えて、柔軟に対応するという心得ておきべきだろう。

司会進行が上手くいく3つのコツ

仕事納め(納会)で司会を任された!初めての司会のコツは「プログラム通りに進めないこと」 3番目の画像

 続いて、実際にマイクを持って司会をするときのコツを3つ紹介する。

仕事納めの司会進行のコツ①:場がどんなに盛り上がっていても、基本的に司会は冷静に

 司会は“盛り上げ役”ではなく、仕事納めの進行役である

 仕事納めの会がスムーズに進行できるよう、司会は常に気を配らなくてはならないのだ。

 トークスキルが心配な上司が開会や閉会の挨拶をしなければならない場合、上司が緊張しないで挨拶できるように、その場の流れや雰囲気を整えておく必要がある。

 司会を任されている以上、「誰よりも盛り上がって酔っぱらってしまった……」なんて事態にはならないように気をつけよう。

仕事納めの司会進行のコツ②:「拍手」やかけ声を上手に使う

 「どんなに盛り上がっていても冷静に」とはいったが、司会進行の際に自分から場を盛り上げなければならないときもある。

 効果的に仕事納めの会を盛り上げるには、拍手やかけ声を上手に使ってみてほしい。

 上席に挨拶してもらう前に、司会自らが率先して声を出したり拍手したりするように、その場をディレクションする能力を発揮しよう

仕事納めの司会進行のコツ③:司会のトークは簡潔に

 仕事納めの司会挨拶は、次に控える上司からの挨拶よりもボリュームのあるトークをするのはNGだ。

 「本日司会を務めさせていただきます、◯◯課◯◯係の◯◯と申します。今年で入社3年目でございます。初めての経験で至らないところがあると思いますが、何卒ご容赦ください。それでは乾杯の挨拶を◯◯課の……」

 こんなふうに自己紹介をしたい気持ちも分からないではないが、ここまで詳しく話す必要はない。

「司会を務めさせていただく◯◯部の◯◯と申します。本日の仕事納めをしっかり楽しみましょうね。それでは乾杯を……」

 仕事を終えて集まった社員たちは早く乾杯したくてウズウズしているかもしれない。

 上記のように簡潔に挨拶を済ませよう。始まりの挨拶以外にも、司会の話は手短にすることが鉄則だ。


 初めて仕事納めで司会を任されたときは、誰でも上手くできるか不安な気持ちになるもの。しかし、気負うことはない。

 司会の仕事とは、全体の流れを見つつ、仕事納めの会を円滑に進めることだけ。余計なことはせずにシンプルに進行して、リラックスした状態で臨もう。

 仕事納めをの司会を成功させれば、思わぬ形で評価されることとなるだろう。自分のキャラクターを活かしながら司会を成功させ、「仕事のできる人」という印象を勝ち取ってほしい。


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