泥もはねる、靴も濡れる、とにかく憂鬱な気分になりやすい雨の日。台風の影響で天気がぐずついた9月初旬頃は、社内の雰囲気も全体的に落ち込んでいたのでは。
雨の日なんてなければ良いのだが、天の采配には抗えない。雨を完全に避けて出勤することなど、到底難しい人も多いだろう。
そんなビジネスマンたちのために、以下に雨の日に起こりがちな泥はね対策と、濡れてしまった革靴の手入れ法についてまとめてみた。憂鬱な雨の日を少しでも快適に過ごす参考になれば幸いである。
雨の日は足にフィットする靴を履いて、小股で歩こう
by smudieそもそも泥はねはなぜ起こるのか?
雨の日の出勤。いざ会社に着いて見てみれば、スーツやストッキングに大量の泥はねが......。雨の日に誰もが悩まされるのが、歩いている時にどうしてもついてしまう泥はねだ。
人は歩くとき、片方の足で地面を蹴ると同時に、反対側の足を振り出して前へ進んでいくものなのだそう。泥はねは、その時靴についていた泥水が、その足や反対の足に大きく飛ぶことによって起こるのだ。
つまりその時に、泥水が飛ぶのをなるべく防ぐことで、泥はねを大幅に軽減できるという。
泥はね対策①:足にフィットした靴を履く
靴が足にフィットしていないと、歩行時に靴が揺れ動いてしまうため、泥はねをもたらす大きな要因になる。
例えば男性用の革靴なら、履きやすいスリッポンタイプと、少々手間のかかる紐靴タイプがある。雨の日の正解は、“紐靴”タイプ。より足にフィットさせて、足と靴をしっかり固定しよう。
女性ならヒールのあるパンプスを履くことが多いかと思う。こちらの場合は、ストラップ付きの、足の甲を固定できるようなタイプのパンプスを履くといい。ヒールの高さは5㎝未満の中ヒールを選ぼう。また、靴用のパッドを中底などに張って、パンプスをよりフィットさせるのもおすすめだ。パンプスも履きやすくなり、一石二鳥のケアといったところだろう。
泥はね対策②:小股で歩く
雨の日に、ウォーキングのように大股で勢いよく道を歩けば、ひどい泥はねがつくことは想像に難くない。
雨の日はなるべく小股で、地面を踏みしめるように歩くのが理想。力を込めて踏めという意味ではなく、足の裏全体を使い、静かに上下させて歩くようなイメージだ。
外股/内股歩きをしている人は要注意。つま先を真っすぐ前に向けて歩く人の方が、歩き方も美しく、泥はねが少なくて済む。外股/内股の自覚がなくとも、まっすぐ歩けている人は意外と少ないもの。雨の日をきっかけにしてもいい。時々は自身の歩き方を見直そう。
革靴は意外と水に強い!?雨の日の靴のお手入れ
出典:www.menshealth.com濡れた靴は必ず拭く
濡れた皮靴をそのまま放置すれば、当然痛みの原因にもなる。雨の日の靴ケアで大事なのは、実は濡れたあとのケアなのだ。
色むらや傷を防ぐため、濡れた靴の拭き取りは乾いた布で、押さえるように行おう。
靴の内側まできちんと乾かす
一通り靴を拭き終えたら、なるべく風通しのいい場所に置き、陰干ししよう。家の中に靴を干せる適当な場所がない人は、ドライヤーを熱風ではなく送風にして、靴の内側に当てるのも良い。
湿度は地面に近いほど高くなる。大事な靴なら、普段からなるべく高いところで保管しよう。濡れた革靴において、大事なのはケアの早さだ。雨の日は、家に着いたらまず靴をケアしよう。
以上、簡素ながら雨の日の靴事情について、対策をまとめてみた。ビジネスマンにとって、靴は顔と同じ。雨で濡れてしまった靴を翌日も履くなど、靴へ多大な負荷をかけることはよそう。雨の日に履いた靴は、翌日は休ませるのが靴へのマナーだ。
この記事を読んで、憂鬱な雨の日が少しでも快適になれば幸いである。
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