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ベローチェはなぜ地方で流行らない? ホリエモンが語る、地方で飲食店を成功させる2つの鉄則!

野口直希

2015/10/24(最終更新日:2015/10/24)


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 ホリエモンこと堀江貴文が、自身のメルマガに寄せられた質問に答えるYouTube番組「ホリエモンチャンネル」。「堀江貴文のQ&A vol.550〜地方はチャンスがいっぱい!?〜」では、ホリエモンが地方の特性を踏まえたうえで、飲食店ビジネスを成功させるコツを語った。

 今回取り上げた質問は、「東京都心の家賃・人件費の高い一等地でも安いお店(カフェベローチェやCONAなど)はあります。人口(お客さん)が多い­のでしょうけど、この現状を見ると家賃や人件費が安く、競合が少ない地方の方がチャン­スに恵まれている気がするのですが、いかがでしょうか?」という質問。

ホリエモン「地方の人は、保守的だから地方に住んでいる!」

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 ホリエモンは、「その分、地方の人は情報感度が低かったり保守的だったりするので新事業を定着させるのが難しいんだよ」と回答。

 東京で成功しているからといって、その事業が地方でも成功するとは限らない。ホリエモンは、その理由を「地方に住む人は保守的だから」と話す。

 都会に比べてブームの変化がゆるやかな地方では、東京で流行るような新しい店は人気を得にくいとホリエモンは考える。斬新な店を地方に出身しても、受け入れられるまでにかなり時間がかかってしまうのだ。

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 また、カレーやラーメンのようなフランチャイズ店は、店舗当たりの売り上げを予想できるから成り立っているところが大きい。今回のゲストでLiNK-UP株式会社などの創業者 小田吉男氏は、「オーナーからすれば、フランチャイズ店は金融商品みたいなもの。銀行から3%の金利で借りてきたとして、7%の利益が出せると踏んだら、それを何個もまわしていく」と話す。

 ホリエモンが、「1億円売り上げて利益が300万しかないこともよくあるよね」と話すように、フランチャイズ店は必要経費より少し高めの売り上げが出る店を多数展開することで利益を出す薄利多売志向だ。

 そのため、前例があって売り上げの予測が立てやすい都会の方が事業をスムーズに展開できる。都会で流行っている新しい業態の店が地方に進出するには、色々なリスクが付きまとうのだ。

ホリエモン「地方でやるなら、分かりやすいビジネスがいいよね!」

 とはいえホリエモンも小田氏も、地方で飲食店を開くこと自体には賛成だ。「出店するなら、誰にでもなじみがあるカレーやラーメンを扱うべき」と話す。

 その際のコツは、クオリティを都会並みに高めることと、シンプルな形態にすることだ。

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 地方は都会ほど飲食店同士の競争が苛烈でないため、ある程度の質が提供できれば、それだけで頭一つ抜けることもできる。都会の味をそのまま持ってくることができれば、田舎では十分にヒットの可能性があるのだ。

 また、新しい業態の店は地方では認知させるまでが大変。そのため、扱う商品や仕組みはシンプルにして、すぐに地域に浸透させるのも大切だ。

 こうした条件さえクリアできれば、むしろ地方の方が成功確率は高い。小田氏も、「もし自分が飲食店をやるなら地方だと思っている」とまで話している。

 複雑なことはやらずに、ただクオリティ向上の手間を惜しまないこと。この2点に気を付ければ、地方での飲食店ビジネスには大きな可能性があるのだ。

 ホリエモンが地方の特性を語った「堀江貴文のQ&A vol.550〜地方はチャンスがいっぱい!?〜」。動画が見たい方はこちらからどうぞ!



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