オフィスワークの最大の敵、肩こり。オフィスで長時間パソコンに向かうと、もはや肩こりはセットで付いてくるものだ。毎日マッサージに通えたら肩こりは解消されるだろうが、そういった時間やお金が取れない人のほうが多いだろう。
そこでここでは、オフィスでも簡単にできる肩こり解消のストレッチを紹介したい。
肩こり解消の始めは通勤から
毎日の通勤電車では、ついついスマートフォンをいじってしまいがち。それでは、オフィスに到着する前に余計な筋肉を使ってしまう。ゲームやネットサーフィンでリラックスするのも悪くないが、同じ体勢でいるとどうしても血の巡りが悪くなり、つらい肩こりを招いてしまう。
電車ではスマホを見ていい時間や区間を決めて、それ以外は軽いストレッチをしてみよう。オフィスに到着する前に肩こり……なんて事態は避けられるはずだ。大掛かりなストレッチはできないので、軽く肩を上下させてみるだけでもいい。
電車内での体勢は、「片手にカバン、片手に手すり」がほとんどだろう。カバンを持つ手は大体決まってしまうもの。気づいたときにカバンを持つ手を代えるだけでも、力が分散されて肩こり防止になる他、両方の肩に負荷がかかってストレッチの代わりにもなる。
長い時間電車に乗るのであれば、少しでも肩こり解消のストレッチをしてみよう。
デスク周りでできる肩こり解消ストレッチ
オフィスで仕事を開始して、午前中の疲れがたまり始める11時頃。肩こりが気になり出したら、デスクでストレッチを開始しよう。
オフィスチェアに座った状態で、ちょっと厚めのファイルを両手で持ち、ゆっくりと頭の上にあげて5秒間キープ。今度はゆっくり下ろしてもう一度キープ。固まっていた腕がほぐれ、一気に血行が良くなるストレッチだ。あとは首をゆっくりと回せば、少し肩こりが楽になるはずだ。
オフィスでパソコン作業をしているときに肩こりが起こるのは、長時間同じ体勢でいるために血行が悪くなったことが原因だ。とにかく血流を止めないよう、数十分に一度はストレッチすることを心がけよう。
トイレで休憩できる肩こり解消ストレッチ
周りの人の目が気になるときは、休憩時間にトイレや廊下で肩こり解消ストレッチをするのがおすすめだ。
休憩時間は、肩を回してストレッチしたり、背中で手を組んで肩甲骨を寄せるようにしたり、屈伸運動をしてみたり、座ったままではできないストレッチを試す時間だ。
このときのポイントは、息を止めてないでストレッチをすること。息を止めると血流も止めてしまうので、意識して深い呼吸をするようにしよう。
階段でできる肩こり解消ストレッチ
オフィスに荷物が届いたときや、他の部署まで届けたいものがあるときは、なるべく階段を使おう。座ったままの仕事は肩こりだけでなく、腰痛を引き起こすことも多い。電話やパソコンでほとんどの仕事が済んでしまうという人は、動けるチャンスを最大限に活かしたいもの。
エレベーターが便利な気持ちも分かるが、余力があるならたまには階段の選択を。オフィスの中でも階段はちょっとしたプライベートスペース化していることも多く、ここで肩こり解消ストレッチを実践していても、他の人の目につきにくいという利点がある。
階段では、ぜひとも「手すり」を活用してもらいたい。足を肩幅に広げ、両手でしっかりと手すりをつかみ、前屈の要領で体を前に倒していく。このとき、しっかり顔も下を向き、首を肩の中に入れるイメージで首の後ろの部分を伸ばすといい。そのまま手すりは離さずに腕立て伏せの要領で屈伸させると、腕全体の筋肉が使われ、血行も良くなってくる。
このストレッチを3回もやれば、肩こり解消はもちろんのこと、自分のオフィスに戻る頃には疲れも飛び、すっかり気分転換できているだろう。
多くのビジネスマンが肩こりを悩みに抱えているが、ちょっとしたストレッチをするだけでも肩こりは解消できたるするもの。オフィスでのパフォーマンス向上のため、ぜひ役立ててほしい。
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