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2年着なかった服をこれから着る可能性はゼロ。服が捨てられない人に必要なのは4つの“判断基準”だけ

Yuta-Hoshi

2015/09/20(最終更新日:2015/09/20)


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2年着なかった服をこれから着る可能性はゼロ。服が捨てられない人に必要なのは4つの“判断基準”だけ 1番目の画像
出典:thewholelifeyl.com

 一人暮らしの限られたスペースを少しでも有効に使いたいとき、ネックとなるものの一つが死蔵品と化している洋服の数々だ。「着ない服なら捨ててしまえばいい」とポイポイ捨てることができるのならば世話はないのだが、思い入れがあって捨てられなかったり、「まだ使えるかも」「もったいないし」とグズグズ悩んでいるうちにまたシーズンが一巡りしてしまった……という人もいるだろう。

 服を捨てられない人が持っていないのは、服を捨てる「判断基準」だ。どの服を捨てるべきなのか、または保管しておくべきなのか、まずはその判断基準を4つ紹介しよう。

出番がない服を見極める4つのポイント

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出典:www.decoist.com

 「出番がない服」と一言でいっても、そのカテゴライズは意外と難しい。

 一年に一回も袖を通さない年があっても、冬のレジャーに行くときには欠かせない服であったり、普通程度の雨の日にはおよそ出番がないけれども、大雨でもどうしても出社しなくてはいけないときのレインコートだったりは、「出番がない服」とは言えないからだ。

 服の処分を考えるときに、出番がない服を見極めるポイントは以下の4つに絞られる。

①着用目的がはっきりしていない服
②直近2年間一度も着た記憶のない服
③サイズが全然合わない服
④ファスナーやボタンなど修繕しないと着られないところのある服

 まずは自分のクローゼットや押入れ、タンスなどからこの4つに当てはまる服をチョイスしてみよう。これまで「いつか出番があるかも……」と捨てられなかった服も、捨てるきっかけになるだろう。

「着用目的がはっきりしていない服」をふるいにかける

 先ほど例に挙げたように、めったに着ない服であっても着用目的がはっきりしている服に関しては「捨てられない」と悩む必要はなく、しまっておいてかまわない。

 もちろん「もう冬のレジャーには行かない」というように目的がなくなった場合には、処分の対象になる。それよりも「いつか着るかもしれない」とか「何かに役立つかもしれない」という目的しか思いつかない洋服は、思い切って処分した方がいい。

 「いつか」はその時点まで来た試しがなかったのだし、「何か」が具体的に思いつかないために、捨てられない服になってしまっているだけだからだ。

「直近2年間一度も来た記憶のない服」をよくチェックする

 直近2年間着ていないということは、少なくとも春夏秋冬それぞれ2シーズンずつ着ていないということだ。であれば、「暖冬だったから」「酷暑だったから」という気候のせいで着なかったという可能性は低くなる。

 この場合、その服を手にとって、なぜ長い間着なかったのか考えてみるといい。実は、良く似たサイズや色柄などで、もっとお気に入りの服があるからではないだろうか。もしそうなら、手に取った服はまさしく「死蔵品」だ。この先も着る可能性は低い。

 2シーズン放っておいた服は、虫がついていたり黄ばんでいたりすることも多々ある。捨てられない、と言っている場合ではなく、とにかく捨てるべき服なのかもしれない。

「サイズが全然合わない服」をためこんでいないかよく考える

 「昔は着られたんだから」「ちょっと痩せれば着られるから」と言いながら、サイズの全く合わなくなった昔の服を捨てられない人はいないだろうか。

 よく考えてみよう。もしその服が今のあなたのサイズよりずっと大きいサイズの服だとしても、「もっと太ったら困るから」としまっておくだろうか。いや、そんなことはしないと思う。

 今では全然着られない服を後生大事にしまってあるのは、もったいなくて捨てられないのではなく、その服を着ることができていた自分に対して未練があるからだ。そんな後ろ向きなことをしているよりスパッと古い服を処分してしまい、今のあなたに似合う服を買った方がよほどいい。痩せたいのなら努力して「痩せて今流行の服を着るぞ」と思う方が建設的だ。

「ファスナーやボタンを修繕しないと着られない所のある服」をしまいこんでいないか

 「ちょっとファスナーの具合が悪いけど、それさえ直せばまだ着られるから」「ボタンがだいぶなくなってるけど、それさえどうにかしたら大丈夫だから」と、今のままでは着られない服をしまいこんでいないだろうか。

 それが本当に価値のある服であるなら、かぎ裂きやファスナーの修繕を請け負ってくれるプロに頼めばいい。クリーニング店などで尋ねてみれば取次をしてくれるところもある。ボタン程度であれば、手芸店に足を運ぶのがおっくうでも、100円ショップで簡単な貝ボタンやソーイングセット手に入れることができるだろう。

 ただ、服の修繕にはそれなりに費用がかかることを忘れてはならない。見積もってもらって新しい服を買った方が得だと思ったら、そのときが服を処分するタイミングかもしれない。

 
 洋服を捨てるのには、どうしても物を無駄にしているような後ろめたさがつきまとう。特にエコや「もったいない運動」が脳裏をかすめるとなおさらだ。

 しかし、ちょっと考えてみてほしい。「捨てられないから」と言って無駄に死蔵品ばかり増やしていては、部屋のスペースも無駄になる。その上、ぎゅうぎゅうに詰め込んだ衣装ケースやクローゼットでは、防虫剤を使っても効果が低くなってしまい、他の洋服まで無駄にしかねない。

 きちんと出番がない服を見極めたら、捨てるしかないものは処分し、まだ使えそうなものはクリーニングに出すようにしよう。寄付したり、リサイクル店に持ちこむなりしてきちんと始末するのも、大きく見ればエコであり、「物を大切にする」ということにつながるのではないだろうか。服が捨てられないことに悩んでいた人は、一度洋服のストックを見て考えてみてほしい。

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