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ホリエモンがテレビ復権の秘策を語る! 「スマホでの料金徴収でスポンサーに配慮しない番組が作れる」

野口直希

2015/09/24(最終更新日:2015/09/24)


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 ホリエモンこと堀江貴文が、自身のメルマガに寄せられた質問に答えるYouTube番組「ホリエモンチャンネル」。「堀江貴文のQ&A vol.544〜テレビのネット活用法!?〜」では、最近ネットに押され気味のテレビが復権する秘策をホリエモンが語った。

 今回取り上げた質問は、「テレビ局のネット動画展開の話題に関して、既存の­テレビ局の強みは圧倒的多数の視聴者へのリーチとおっしゃっていました。これは、すでに圧倒的知名度を持つテレビ局がメディアのプラットフォームになり、­テレビ番組、ニュース、映画や動画などを配信することこそが、今後の活路になるという­意味でしょうか。それとも、さらに大きな視点から捉えているのでしょうか?」という質問。

ホリエモン「テレビの欠点は、CM収入に依存していること!」

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 ホリエモンは、「例えば、フジテレビの番組なら少なくとも週に1回は見るよね? なので週間でのリーチは100%に近いわけ。全ての番組で何かしらのインタラクティブな仕掛けを施し(例えばクイズ番組なら、視聴者もスマホウェブやアプリ登録すれば回答できるなど)、有料会員になると特典を与えられるようにすればかなりの人数が登録するよね?

 例えば月1000円の会費で1000万人登録すれば、100億円/月の売り上げになる。年間1200億円だよ。これを原資にすれば面白い番組が作れるよね?」と回答。

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 ホリエモンが提案するのは、全番組の何らかの箇所にスマホで登録するポイントを作ること。それは、ドラマのアナザーストーリーが見れる権利やクイズ番組で回答できる権利など、内容によっていくらでも工夫可能なはず。

 ホリエモンがこうした提案をする目的は、テレビ局が番組を通じて収入を得るため。「現在のテレビ局の欠点は、CM収入一本足打法なことだよね」とホリエモンは断言している。

 スポンサーからのお金で番組を作っている現在の構造では、スポンサーに配慮した番組制作しかできないのは必然。他所からではなく自身の番組を通して潤沢な資金を得ることで、どこかに配慮せずに良い番組制作に注力できるのだ。

良質なコンテンツが勝利する!

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 「NHKがクオリティの高い番組を作れるのは、視聴料をもらっているから」と断言するホリエモン。要するに、今回の提案は民放が自分たちのやり方で視聴料を獲得する手段なのだ。

 スポンサーを介さない視聴料の獲得が重要なのは、それが良いコンテンツ作りに直結するから。そして、ホリエモンは「現代なら、クオリティの高いコンテンツさえ出せればすぐバズる」と強く主張。

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 ネットのコンテンツでもテレビ番組でも、尖ったコンテンツや面白いコンテンツはすぐにネットでシェアされ、話題になる。多くの人に注目されればコンテンツ収入もスポンサー収入も確実に手に入るのは、自明だろう。

 つまり、良質なコンテンツを保持できるメディアが勝利するとホリエモンは考えている。このことは、最近日本に上陸した「Hulu」や「ネットフリックス」がコンテンツの獲得に躍起になっていることからも明らかだ。

 テレビの強みはなんといっても、生活から切り離せないほどに全国民の生活に浸透したそのリーチ力。それを足掛かりに良質なコンテンツを作れば、すぐさま注目を集めるはず。

 ネットの登場で後ろ暗いニュースが多いテレビだが、挽回の余地はまだまだある。テレビの快進撃は、ここから始まるのかもしれない。

 ホリエモンがテレビ復興の道筋を語った「堀江貴文のQ&A vol.544〜テレビのネット活用法!?〜」。動画が見たい方はこちらからどうぞ!



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