ホリエモンこと堀江貴文が、自身のメルマガに寄せられた質問に答えるYouTube番組「ホリエモンチャンネル」。「堀江貴文のQ&A vol.535〜体験から始まる!?〜」では、ホリエモンがスポーツのファンを増やすための秘訣を語った。
今回取り上げた質問は、「私の友人が、GTの赤字運営改善やF1を昔みたいに日本でもメジャーにする為にはどうしたら良いか研究しています。私は素人で良くわからないのですが、単純にメディアへの露出を増やすことくらいしか思い浮かびません……。
何か少しでも役立つアドバイスを届けたいです! どうしたら良いかという抽象的な質問で申し訳ないですが、堀江さんの意見をお聞かせください」という質問。
ホリエモン「裾野を広げるのが大切だよね」
ホリエモンは、「裾野を広げるのは大事だよね。例えば、カートレースやカーレースって自分でもできるのに、なかなかできる機会がない。そういうイベントや大会をプロデュースするのはいいかもね。他のスポーツだって、自分がやっていたら観に行きたくなるでしょ。
あとは、初音ミクの痛車で有名な『グッドスマイルレーシング』みたいな取組とか。あれのおかげで、レースに関心がなかったオタクも熱心にレースを見に来るようになったみたい。レースだけでなく、グルメやカラーランなど、とにかく観に行ったら楽しい空間をレース場に作ることだね。
それと、今ならフォーミュラEの誘致かな。六本木ヒルズとかでやったら面白そう」と回答。
スポーツを活性化させるには、大きく分けて既存ファンの盛り上がりをさらに高める方法と新規のファンを獲得する方法の2つがある。今回ホリエモンが提供したのは、どれも後者。
痛車を使ってオタク層に訴求する「グッドスマイルレーシング」など、どれもF1を知らない人に興味を持ってもらうための案だ。
では、スポーツで新規ファンを獲得するためには必要なのは何なのだろうか? 今回のゲストでレーシングドライバーの小林可夢偉氏は、「(プロの選手の)凄さが良く分かること」だと話す。
そのためには、子どものころからそのスポーツに触れていることが肝要だ。例えば、小さい頃に一度はプレイしたことがある野球なら、プロの凄さも具体的に実感できるだろう。
近い将来、都会でF1が楽しめる!?
ファンの裾野を広げるには、多くの人に触れてもらうのが大切。とはいえ、それが容易にできないのがF1だ。
カートの運転は敷居が高いし、試合観戦にしてもF1は田舎で開催されるため、都会に住む人はなかなか会場に足を運べない。
そこで期待されるのが、都会でのレース開催とゴーカートなどでの気軽なレース体験だ。小林氏が言うには、市街地レースを開催するために政治家が認可を得ようとしているらしい。
ホリエモンもこれを受けて、「フォーミュラE(電気自動車フォーミュラカー)ならできそうだね」と期待を寄せる。そう遠くない未来には、都会でもカーレースの白熱を楽しめるかも!?
凄さを目の当たりにして初めて、人はそのスポーツのファンになる。そのためにはスポーツを身近に感じさせなければならない。
まだまだ日本では人気が高くないF1だが、ファンを獲得するための動きは着実に進んでいる。観戦と体験の敷居を下げる活動が広がれば、カーレースは我々にとってかなり身近なスポーツになりそうだ。
ホリエモンがF1の人気拡大の秘訣を語った「堀江貴文のQ&A vol.535〜体験から始まる!?〜」。動画が見たい方はこちらからどうぞ!
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