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どれがいいの?「動画配信サービス」:VODサービス(ビデオオンデマンド)6種を徹底比較してみた

大倉怜士

2015/10/14(最終更新日:2015/10/14)


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 米・大手のネットフリックス日本上陸が話題になるなど、近ごろ巷で流行っている動画配信サービス、通称・VOD(ビデオオンデマンド)と呼ばれるサービスはその数も種類も増え、今では一体どれが優良なサービスなのか判然としなくなってしまっているところもある。そこで今回は、そんなビデオオンデマンドという動画配信サービス6種を徹底検証・比較してみた。

VOD(ビデオオンデマンド)を簡単におさらい!

VODサービスとは?

 広義的にいえば、様々な映像作品をネット経由で好きな時に見れるという動画の配信サービスを指している。ネット接続可能なデバイスを使って、配信された動画を視聴するのが「ビデオオンデマンド」というサービス。様々な業態の企業が独自に動画配信サービスを展開しており、料金体系もまたそれぞれ異なっているのが現状。

どんな作品が見れるの?

 ビデオオンデマンドという動画配信サービスでは、映画やテレビドラマだけでなく、オリジナル作品も充実している。映画やテレビドラマの見逃し動画配信など、これまでは2次利用コンテンツが主流だったが、最近ではテレビ局の低迷によって動画配信メインのドラマが見られたり、映画の公開と同時の動画配信サービスなど新しい取り組みも始められている。

どんなデバイスで見れるの?

 実はこの動画配信サービス、テレビやスマホ、PCなどの複数のデバイスで視聴可能なのだ。ひとつのアカウントを使って、複数のデバイスで動画を視聴できるのもビデオオンデマンドという動画配信サービスの嬉しいところ。「あっ、もう家出なきゃ……」というときも、見ていたテレビの続きをスマホで見るということも可能になるわけだ。

利用にかかる料金は?

 ビデオオンデマンドという動画配信サービスにおける料金体系は、自分の視聴スタイルに合わせて選べる

もっともお得に動画配信サービスを利用したい場合
→ポイント制や広告入りの無料動画サービスがおすすめ!

最新の映画などが見たくて動画配信サービスを利用したい人
→コンテンツごとにレンタルできる動画配信サービスがおすすめ!

ドラマやアニメなどを一気に見るために動画配信サービスを利用したい人
→定額制で動画見放題の動画配信サービスがおすすめ!

 以上がビデオオンデマンドという動画配信サービスに関する簡単な説明である。ここからは、現在日本で主流の動画配信サービス5つに関する検証・比較をみていこう。比較と言えど、それらにはそれぞれの個性があるので、自分に合った動画配信サービスを利用することが大切だ。

日本で主流の動画配信サービス6種を徹底比較!

U-NEXT:定額制とレンタルの併用の動画配信サービス

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 映画やドラマやアダルトなど15を超えるコンテンツを完備している動画配信サービス。書籍やコミックなども配信してくれる総合的な娯楽サービスが最大の魅力。総動画本数は8万本を超えている点も嬉しい。月額使用料は、少し高めの2149円

 しかし、一部が有料コンテンツだったり、デバイスによって視聴できるコンテンツが変わってくるという点に少々問題アリな動画配信サービスだ。

Hulu:圧倒的な使いやすさが最大の魅力

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 今、日本でもっともホットなビデオオンデマンドサービスといっても過言ではないかもしれない「Hulu(フールー)」は、なんといってもその使いやすさが魅力。コンテンツとしては国内外のドラマに強く、人気ジャンルはドラマやアニメなどの連作物である。

 日本テレビの系列という強みを生かした地上波と連動した特典映像や、他局を含めた人気番組の過去作も充実しているが、コンテンツ量は2万本弱と若干劣る。月額使用料は1007円。この出費も頷けるほどの満足度を得られることは間違いない動画配信サービスだろう。

dTV:国内最大級の会員数を誇るVODサービス

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 月額サービスながら、オリジナルドラマや映画連動コンテンツ、新作レンタルなどの約10万本の動画を配信している動画配信サービス。会員数は日本最大とも言われ、月額使用料も540円と格安。

 月額使用料とコンテンツ量からの比較であれば、今回U-NEXTやHuluよりも確実に優秀な動画配信サービス。気軽に動画配信サービスを試してみたいというときに非常に有能な動画配信サービスだろう。

GYAO!:広告付きコンテンツがすべて無料で動画配信!

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 会員登録が不要で、広告付きコンテンツがすべて無料で視聴できる動画配信サービス「GYAO!(ギャオ)」。ジャンルも映画やドラマからアニメ、アーティストのライブ映像までと多岐に渡り、「お金は払いたくない」という人はこの動画配信サービスがおすすめだ。

 コンテンツ量も5万本超と申し分ないので、もしこの動画配信サービスを利用してみて広告が邪魔だと感じるようなら、有料の動画配信サービスを検討してみるのもいいかもしれない。

acTVila:テレビをネット回線につないですぐに視聴

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 見たい作品だけを選んで見たいという人は「acTVila(アクトビラ)」という動画配信サービスがおすすめ。対応のテレビやレコーダーにネット回線を接続できればすぐ利用できるのが、この動画配信サービスの最大の魅力。

 基本的に無料コンテンツばかりで、見たいものだけ選ぶスタイルの動画配信サービス。一部、有料コンテンツもあるので、使いやすさは高くないかもしれない。

Netflix:満を持して日本上陸…‥!

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 今年9月から本格的に日本市場への進出を始めた動画配信サービス・Netflix(ネットフリックス)。北欧地域でのユーザー数はYouTubeも超えると言われており、本国アメリカでは全家庭の4分の1が加入している世界最大の動画配信サービスとなっている。

 自社でのオリジナルコンテンツの制作やテレビ局からのコンテンツの先行配信など、動画配信サービスの中でもテレビ寄りのサービスとなっている。端的に言ってしまえば、Netflixの定める主戦場はTV業界であり、動画配信のサービスではないとも言える。次世代のエンターテインメント産業の担い手として、今もっともホットな動画配信サービスだ。Netflixに関しては、次回の特集で詳しくご紹介することにしよう。

VODサービス6種を徹底比較をまとめると

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 以上が現在、日本で主流となっている動画配信サービス6種の比較だったが、動画配信サービスの魅力にお気付きいただけただろうか。もし少しでも気になったサービスがあれば、ぜひ試してみて欲しい。

 次回はこの動画配信サービスに新たな旋風を起こし始めている、アメリカ生まれの動画配信サービス「Netflix(ネットフリックス)」についての詳しいご紹介、テレビメディアとの比較検討をしていきたいと思う。しばしお待ちいただきたい。

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