ホリエモンこと堀江貴文が、自身のメルマガに寄せられた質問に答えるYouTube番組「ホリエモンチャンネル」。「堀江貴文のQ&A vol.525〜ホリエモンがTwitterの経営者なら!?〜」では、すっかり生活に定着したTwitterの問題点をホリエモンがを語った。
今回取り上げた質問は、「ホリエモンがTwitterの経営者だったらどういう経営をしますか? Facebookをはじめ次々と新しいSNSが出てきて、Twitterはかつての影響力を失ってきています。
私は140文字という制限と投稿の気軽さでTwitterが大好きなのですが、一部の人たちからはオワコン扱いされている始末です。ホリエモンから見てもTwitterは徐々にオワコン化しているように思えますか? 今後のTwitterの戦略には、何が必要なんでしょうか?」という質問。
ホリエモン「Twitterのウリは、若者に人気があることだよね」
ホリエモンは、「FacebookはTwitterと同じころに登場したと思うけど(笑)。それでも、Twitterは若年層に一定の支持があるね。Webベースのサービスだったので、スマホアプリのもっさり感が大きい。そのへんを最適化したアプリをリリースするのが大事なんじゃないかな。
Facebookがメッセンジャーアプリを切り出してコンパクト化しているのがお手本になるかも。また、例えばSnapchatみたいな新興勢力を株式交換でM&Aするのも手だね。LINEのように、ARPU(一人あたりの月間売上高)の比較的高いゲーム事業を展開してもいいかもね」と回答。
「そもそもTwitterを使っている国は、あまり多くないんだよね」と話すホリエモン。2015年にフランスのSemiocast社が行った調査によると、Twitterアカウント数は1位のアメリカ、2位のブラジルに続き、人口があまり多くない日本が3位。ほとんどの国では、日本ほどTwitterは使われていないのだ。
そんなTwitterの特徴は、若い世代に利用者が多いこと。30代以上の利用者が中心のFacebookに対し、Twitterの利用者は学生を含めた若者が中心だ。
しかし、そんなTwitterをホリエモンは、「迷走しているよね」とバッサリ。Twitter人気に陰りが見える理由は、どこにあるのか?
機能を高め過ぎているのが裏目に出た!?
ホリエモンが語るTwitterの失敗の一つは、オフィシャルサイトの強化のしすぎ。たしかに、特にPCのTwitterはリプライの表示の仕方など細かい変更が頻繁に行われている。
ホリエモンがいうには、もともとTwitterはサードパーティのアプリやサービスからの広まりが大きかった。にもかかわらず、Twitter内で完結するようなサービス強化が多く、これは長期的に見てユーザーを失う原因になってしまうかもしれない。
また、「LINEはかなり儲けを出しているのに、Twitterは全然なんだよね」とホリエモン。LINEはメッセンジャーを核にしながらも、ゲーム等の利益が出やすい事業にも注力している。Twitterは折角大きなプラットフォームがあるのに、それを活用した多様なサービスが存在しないのだ。
新たなサービスはもちろん自社で開発してもいいが、ホリエモンがいうようにTwitterとシナジーがありそうな既存企業をM&Aしてもいいだろう。
日本では若者を中心にまだまだ人気のTwitterだが、まだまだやれることはたくさんありそう。自身のコンパクト化と、Twitterをプラットフォームにした新たな楽しみ方の開発。この2点に力を入れなければ、続々と登場するSNSサービスに顧客を奪われてしまうかもしれない!?
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