デニムシャツの魅力は、なんといってもその「カジュアル」な雰囲気にある。フォーマルと対をなすこの要素は、大人のファッションコーデにおける登竜門。大人カジュアルなコーデをできる大人メンズこそ、「真のおしゃれメンズ」という称号を得るのだろう。
ここでは、そんなデニムシャツをおしゃれにコーディネートできる大人メンズになるべく、おしゃれメンズのデニムシャツコーデから、おしゃれなデニムシャツのコーデ術を学んでいこう。
デニムシャツのおしゃれなコーデ術「い・ろ・は」
デニムシャツのコーディネートにおける「い・ろ・は」と題して、ここではデニムシャツのコーディネートにおける基礎コーデテクニックをご紹介していこう。
しかし、ここでひとつご留意しておいて頂きたい。これらの「いろは」はあくまで原則的なものなので、これをしなければおしゃれじゃない! というわけでは断じてない。
あくまで「デニムシャツの無難で、おしゃれなコーデ術」という程度に考えておいてほしい。デニムシャツ初心者はこのコーデから始めてみよう。
デニムシャツコーデ術・いろはの“い”「上下の濃淡」
デニムシャツのおしゃれなコーデにおいて最も重要なテクニック。それは「上下ファッションアイテムに濃淡をつける」というもの。
“上”となるデニムシャツに薄い色の1枚をチョイスした時、“下”となるパンツは色の濃い1本をコーディネートする。これがデニムシャツのコーデにおいては、重要な指針となってくるので留意しておこう。
デニムシャツコーデ術・いろはの“ろ”「インナーは薄い色を」
デニムシャツのコーデを考える上で、インナー、つまりデニムシャツの下に合わせるモノの色は、デニムシャツのコーデ全体を揺るがす要素になりかねない。
デニムシャツに“アクセントカラー”や”ハズし”をコーディネートするのは原則NG。デニムシャツのインナーとしては薄い色の存在感のない1枚、白Tシャツなどが好ましい。
デニムシャツコーデ術・いろはの“は”「デニムシャツのボタン全締めは危険」
デニムシャツのおしゃれなコーディネートにおいて、デニムシャツのボタンを全締めするのは好ましくない。暑苦しいという印象を与えてしまいがちだからだ。
デニムシャツ初心者は全開けか、最低でもシャツの第1ボタンは開けるようにしよう。
デニムシャツのメンズ向けコーディネート集!
この夏、最もおすすめなデニムシャツコーデ!
筆者の主観的な意見だが、オススメしたいデニムシャツのコーデは「白パンツ」を使ったコーデ。ライトブルー系のデニムシャツと白パンツのコーデは、夏メンズらしい清涼感あふれる雰囲気を演出する。
白のショーツとデニムシャツのセットも◎
とにもかくにも、白とライトブルーの組み合わせは相性抜群。デニムシャツを使ったコーデにおいて、これ以上に夏メンズらしさが出るコーデはないだろう。
このおしゃれメンズは、マリンボーダーの白ショーツをデニムシャツに組み合わせることでますます夏の清涼感をコーデで演出しているのだ。
デニムシャツのインナーに「ボーダー柄」で、夏のおしゃれメンズに
前述したように、デニムシャツのコーディネートにおけるインナーシャツのチョイスは、コーデ全体を決める重要な選択。
上のおしゃれメンズのように、「ボーダー柄」のインナーシャツをコーデすると、夏らしい清涼感とおしゃれメンズらしい雰囲気が演出できるのでおすすめだ。
デニムシャツの“片入れ”とは?
出典:wear.jp ここでひとつ、デニムシャツのコーデテクニックをご紹介しよう。それが「デニムシャツの片入れ」というテクニック(筆者が命名)。デニムシャツの裾を片方だけシャツインするコーデテクニック。
このコーデテクニックをすると“こなれ感”が出て、かつ、お腹周りもスリムに見える。こういった細かいコーデテクニックも、おしゃれなメンズになるためには必要だ。
ライトブルーデニムシャツは夏メンズの証
ライトブルーのデニムシャツは、白パンツだけでなく、濃いめの王道タイプのデニムジーンズとの相性も非常に良い。
一見すると無難なデニムシャツコーデ。しかし、こういった王道なデニムシャツコーデもラフな1日ではアリなのだ。
光沢感あふれるデニムシャツで、シティ派コーデ!
デニムシャツ臭さを消したシティ派コーデもおすすめだ。こういったシティ派コーデを実現するには、光沢感のあふれるデニムシャツが必要不可欠。
今風のおしゃれメンズを演出したいときは、デニムシャツの臭みを消すようなコーデを心がけてみよう。
黒デニムとコーデして、モードなおしゃれメンズに
黒のデニムジーンズとデニムシャツ、特にライトブルー系のデニムシャツのコーデは、今風なモードファッションを彷彿とさせるコーデ。
おしゃれメンズに大人気なモードファッションも、デニムシャツを使って簡単に演出できるのだ。
冬にはデニムシャツにストール巻きコーデ!
出典:wear.jp 何もデニムシャツは、夏用のファッションアイテムではない。春秋はもちろん、冬だってデニムシャツはその存在感を発揮するアイテム。
しかし、夏と同じように着こなしてしまうのは間違い。ストールなどのアイテムをコーディネートして、冬らしさを演出してみてほしい。
デニムシャツのインナーにパーカーをコーディネートすると……?
デニムシャツのインナーとしてパーカーを合わせると、おしゃれメンズのこなれ感全開のコーデとなる。
写真のおしゃれメンズは、同じようなグレートーンのパーカーをデニムシャツのインナーにチョイス。グレーカラーのデニムとの統一感があり、洗練された雰囲気のあるコーディネートに仕上がっている。
お見事! デニムシャツ&カラパンコーデ!
出典:wear.jp デニムシャツとカラーパンツの組み合わせをおしゃれに見せるのは、そう簡単なことではない。どんな色でデニムシャツにコーディネートするかが重要。
筆者個人としてのおすすめは、デニムシャツにボルドーカラーのボトムスを合わせて着こなすこと。
難易度高しな、デニムシャツコーデ……
デニムシャツコーデとして難易度が非常に高いのが、同系色同士の組み合わせ。写真のおしゃれメンズは様になっているが、前述の原則の通り、デニムシャツのコーデでは上下に濃淡を付けた方が良い。
こういった上級者コーデは、デニムシャツ初心者にはあまり推奨しない。
インナーシャツとしてのデニムシャツ
テイラードジャケットなどのフォーマルなジャケットに合わせるインナーシャツに、あえてカジュアルなデニムシャツを組み合わせると、適度な大人のヌケ感が演出できる。
フォーマル過ぎる着こなしは、決しておしゃれな大人メンズのコーデとはいえない。デニムシャツなどで軽くハズしてあげるのも、コーデテクニックとして有能。
ハット帽などの小物アイテムを、上手く使ったデニムシャツコーデ!
おしゃれな大人メンズにとって、小物アイテムを如何に上手くチョイスできるかという点は、おしゃれかおしゃれじゃないかを分ける重要なコーデポイント。
写真のおしゃれメンズのように、白のハット帽などをコーデに利用して、デニムシャツの暑苦しさを解消させてみるのもアリ。
ロールアップするか、しないか?
デニムシャツの着こなしで、ボトムスをロールアップするかしないか、という点は意外と大切。ここで「した方が良い」とか「しなきゃダメ」という議論を呈する気はない。
ロケーションやシューズに合わせて、自分でコーディネートするのがベストだろう。
チェックシャツをデニムシャツのインナーに!
デニムシャツのおしゃれなコーデにおいて、無難な着こなしは避けたい・嫌だという人には、インナーシャツのコーディネートを見直すことをおすすめする。
写真のおしゃれメンズが良い例で、チェックシャツをインナーに取り入れることで、こなれた大人メンズの雰囲気が香るコーデになる。
デニムコーデの最終奥義「デニム・オン・デニム」
デニムシャツのコーディネート術における最終奥義「デニム・オン・デニム」をご紹介して、筆を置くことにしよう。
デニム・オン・デニムという着こなしは、デニムが演出する男らしさを最大限に高めたコーデテクニックで、おしゃれメンズもこぞってこのコーデを実践している。
しかし、これは非常に難易度が高いデニムシャツのコーデ術。デニムシャツ初心者には断じておすすめできない着こなしなので、あらかじめご了承を。
デニムシャツとデニムジーンズの組み合わせによって生まれるのがデニム・オン・デニムという着こなし。おしゃれメンズもこの着こなしには苦労しているようだ。
写真のおしゃれメンズは、上から下まで濃いめのインディゴカラーでまとまっている。上に合わせたオフホワイトのインナーによって、デニムシャツコーデの中に爽やかさをプラス。
ベルトやスニーカー、スカーフなどでデニムシャツコーデに差し色を入れるのも、面白い。デニムアイテムには「赤い小物」の相性が抜群だ。
デニム・オン・デニムという着こなしに挑戦するときは、「スリムに」という指標が重要になってくる。
個人的な見解ではあるが、ダボっとしたデニム・オン・デニム、いやデニムシャツのコーデは正直言ってみっともない。
おしゃれなデニム・オン・デニムの着こなしでは、スリムなコーディネートを心がけよう。
上の写真のおしゃれメンズのように、デニムシャツの上にデニムジャケットをコーディネートするのも悪くない。暑苦しい印象を与えがちなので、夏メンズの着こなしとはいえないが、こういったデニムシャツの使い方もあるのだ。
デニムシャツの着こなしをできる男こそ、真のおしゃれメンズなのかもしれない。このコーデ集で、そう思ってもらえれば幸いだ。
ぜひデニムシャツコーデの「い・ろ・は」を忘れることなく、デニムシャツのコーディネートを楽しんで欲しい。
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