

みんなで同じ音楽を聴き、同じビートに乗る。そんな「音楽の共有」を実現するスピーカーという機械。それを作り続けるスピーカーメーカー。常により良い音質を目指し続けてきた彼らのスピーカーとは、どこまで我々を惹きつけるのか。今回はそんなスピーカーメーカーの中から、選りすぐりの3大メーカーについてご紹介していこう。
JBL(ジェー ビー エル)

1946年、アメリカで創業したスピーカーメーカー「JBL(ジェー ビー エル)」は、創業以来、音に対する飽くなき向上心を持ち続け、世界のスピーカーメーカーとして第一線を駆け抜けてきたメーカーだ。当メーカーの展開するスピーカーは他とは一線を画す高音質とその高いデザイン性で、アメリカ国内で絶大な人気を博している。日本ではBOSE(ボーズ)の方が知名度は高いが、本国アメリカではJBLの方が人気メーカーだと言われている。
ハーマンインターナショナルの全ての活動は、「WHERE SOUND MATTERS(音のあるところにいつもハーマン)」というポリシーが貫かれています。
常に人々の音のそばにいたい、いれるようなスピーカー作りに飽くことのない探究心を見せるJBLというメーカーのスピーカー。ぜひ、その音へのこだわりを一度体験してみてはいかが?
BOSE(ボーズ)

おそらく日本で最も有名なスピーカーメーカーであろう「BOSE(ボーズ)」。彼らの作り出すスピーカーは、メディアでも強力にプッシュされており、国内外問わず世界中で高い人気を得ている。強いて言うならば、当メーカーはヘッドフォンメーカーとしての印象が強い。そこがJBLとは違うところであろう。
Boseには、『さらに上を目指す』という情熱がある
当メーカーの理念もまた常に上を目指すというものであり、イノベーションと卓越性を指標としてスピーカーの発展に努めている。音質に関してはわざわざ言うこともなかろう、価格帯も比較的お手頃なので、ぜひチェックしてみて欲しい。
KEF(ケー イー エフ)

1961年の英国から始まった当メーカー「KEF(ケーイーエフ)」は、フォーカスの整った音とクリアな音を見せるスピーカーが人気たる所以。日本では知名度の低い当メーカーだが、長い歴史が見せる本物思考な音質は、まさに大人の中の大人のためのスピーカーメーカーと言えるかもしれない。
楽器とは異なり、真に偉大なスピーカーを作るためには芸術性と科学性の双方を満たすことが必要です。
すべてのKEFの革新は、音楽を聴く感動をより高めるために開発されています。汚れのない音でリスニング・ルームを満たすために。電子機器の介在を感じさせずにあたかもその場に居合せているかのような感覚を再現するために。真に優れたスピーカーはその存在を感じさせません。いかなる価格帯の製品においても、KEFのスピーカーが持っている透明感は際立っています。
音の本質を突くようなスピーカーを常に作り続けてきた当メーカーは、それが口からでまかせだと思われたくないだろう。実際に体験して貰えれば分かってもらえるとそう信じている。僭越ながら、筆者もそう信じている。ぜひ少しでも興味を持ったなら、当メーカーのスピーカーを試してみて欲しい。
スピーカーの良し悪しを測る度量衡は確かにあるのかもしれない。しかし音とは私たちの感性に働きかけてくるものであり、それをものさしで計るってしまうのはいささか事足りないと思える。ぜひ、一度自分の耳で実際に体験してみて欲しい。
U-NOTEをフォローしておすすめ記事を購読しよう