2015年は、映画の豊作の年。特にこの夏はひしめきあっており、「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」や「ジェラシックワールド」、「ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション」など大作揃いだ。そして、冬にはスターウォーズが控えている。現在公開中の作品で言えば、「ターミネーター:新起動/ジェニシス」が一推しの作品だ。
《時空を超えた》SFアクションの金字塔、遂に新起動! 世界待望!この夏、遂にアイツがアイルビーバック! 未来を取り戻せ――。
《絶対に守る》とプログラムされたターミネーターは、人類の救世主になれるのか――?
未来の運命を握る一人の女性サラ・コナーとT-800ターミネーターは、人工知能"ジェニシス"の反乱による人類滅亡の「審判の日」を止めることができるのか?
そして、人類の未来に立ちはだかる、人間でも機械でもない史上最強の新型ターミネーターの正体とは――?
《絶対に守る》とプログラムされたターミネーターは、人類の救世主になれるのか――?
未来の運命を握る一人の女性サラ・コナーとT-800ターミネーターは、人工知能"ジェニシス"の反乱による人類滅亡の「審判の日」を止めることができるのか?
そして、人類の未来に立ちはだかる、人間でも機械でもない史上最強の新型ターミネーターの正体とは――?
今年は、映画館へ足を運ぶ方も多いのではないだろうか。それならと、映画館で映画を観る上で知っておくべきポイントを2回に分けてご紹介したい。
映画館の座席ってどこに座っても同じ?
実は、映画の世界に一番没入できる、とっておきの座席がある。それは「前方から3分の2」、つまりど真ん中よりやや後ろの中央のエリアである。
これには理由がある。作品において音は非常に重要な要素である。「作品全体の50%以上は音が重要である」というハリウッドの映画監督は少なくない。その制作者が最後に音を作り込む工程(ファイナルミックス)作業において、Dubbing Stageと言われる映画館とほぼ同じ環境をミニサイズにした部屋にて、制作者が実際に座る位置は「前方から3分の2の中央」である。
つまりここは、映画の音が作られる『マスターズシート』なわけだ。よって、作り手の意図を、より忠実に体感することができる唯一のエリアなのだ。
「映画音響」豆知識
映画制作者が望むもの、それは「リアリティー」。しかも作り込まれたような演出ではなく、よりナチュラルなもの。そのリアリティーに大きく影響するのが、音だ。映画音響というと一見複雑に思われるが、たった3つの要素で成り立っている。1つ目は、「Dialogue(台詞)」。2つ目は、「Sound Effect(効果音)」。そして最後は、「Music(音楽)」だ。
【映画音響の3要素】
「Dialogue(台詞)」
「Sound Effect(効果音)」
「Music(音楽)」
スクリーンに映像が映れば音が鳴る。そんな当たり前な現象だが、「音」は映画の世界に入り込むためには欠かせない、言わば「パス」の様なものだ。
さあ、今年の夏は映画館へいこう!
映画館のどこの席に座るかは人それぞれ好みがあると思うが、時には「作り手の意図を忠実に感じとる」という価値観に浸ってみてはどうだろうか。座る位置で作品への向き合い方が変わる。そして、それを楽しむという少し大人な鑑賞スタイルを身につけるのも悪くはない。
次回は、映画感で映画を観るもう一つのおススメのポイントをお伝えしよう。
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