ホリエモンこと堀江貴文が、自身のメルマガに寄せられた質問に答えるYouTube番組「ホリエモンチャンネル」。「堀江貴文のQ&A vol.518〜失敗の確率は減らない!〜」では、ホリエモンが日本人が陥りがちな思い込み「学ぶこと原理主義」について語った。
今回取り上げた質問は、「半年後に起業を予定しており今の職場にそれを伝えました。上司から『起業なら10年後でもできるだろう、上場企業の会社員として学べることはもっとあると思うけど』と言われました。私は企業でのマネジメントも経験したことはなく確かに会社員の経験で学べることはまだあるとは思います。
やはり起業した方が学ぶことは多いと思いますが、堀江さんのお考えはどうでしょうか? 堀江さんが上司ならどうアドバイスしますか?」という質問。
ホリエモン「『学ぶこと原理主義』に陥ってない?」
ホリエモンは、「ええと、あなたは学びたいの? 学んで何がやりたいの(笑) なんていうか、『学ぶこと=真面目でいいこと』みたいな考えに縛られてません? ってか、半年後に起業ってどういう意味? なんでやりたいことがあったら今すぐやらないの? 勉強してからならやるの(笑) 大企業のマネジメントと中小企業の経営って全然違うんだけど。上司だったらスルーだね。というか、この上司もくそだよね」と回答。
まず、「上司のアドバイスは単純に、この人に抜けられると会社が困るからだよね」と推測するホリエモン。当然のことだが、どんなに頼りになる人でも自分の立場を踏まえた発言をしなければならないことはある。
そして、ホリエモンは質問者を日本人にありがちな「学ぶこと原理主義」に陥っていると指摘。「学ぶこと原理主義」とはその名の通り、とりあえず勉強さえしていればいいという考え方。
もちろん学ぶこと自体が好きな人もいるが、大半の人は学んだ先にやりたいことがあるはず。先を見据えず勉強だけするのは、本質から逃げる自分を肯定することにすらなりうる。
誰もが知らないうちにハマってしまう「学ぶこと原理主義」。あなたは大丈夫だろうか?
「学ばないと何もできない」はおかしい!?
「学ぶこと原理主義」に陥ってしまうそもそもの原因は、何をするにもまずやり方を知らないといけないと思い込んでいるから。ホリエモンはこれを「学ばないと何もできないと思っているのはおかしい!」とバッサリ。
やり方を知っているからといって、失敗がなくなるわけではない。ホリエモンが「とにかくやってみなければ分からない!」と言うように、どんなに予習をしても十分な知識が得られることは絶対にない。
むしろ、一番効率の良い勉強法はとりあえずやってみることだ。実際に行動して失敗を経験すれば、それこそ単なる知識に留まらないリアリティを伴った勉強ができる。
効率ばかり重視する私たちは、何かをする前にすぐネットで検索する癖がついてしまっている。
「学ぶこと原理主義」と検索依存のせいで、本当にやりたいことを先延ばしにしていないだろうか? 現状に不満がある人には、ぜひともチェックしてもらいたい。
ホリエモンが私たちの思い込みについて語った「堀江貴文のQ&A vol.518〜失敗の確率は減らない!〜」。動画が見たい方はこちらからどうぞ!
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