ホリエモンこと堀江貴文が、自身のメルマガに寄せられた質問に答えるYouTube番組「ホリエモンチャンネル」。「堀江貴文のQ&A vol.516〜幸せはマインド次第!?〜」では、誰もが悩む幸せの実現法について、ホリエモン流の考え方が語られた。
今回取り上げた質問は、「サラリーマンが奴隷とか言っている人の気持ちが理解できません。正社員は毎月生きていける給料が与えられ、社会保障費は会社に半分出してもらえ、会社までの交通費も支給され、既に作られたビジネスモデルの中で仕事は与えられ、世界トップレベルの解雇規制によってクビになる心配もない、天国みたいな身分じゃないですか?
単に今の仕事にやりがいを感じていないか、努力不足で成果が上がらず悶々としている人が、会社や世間に八つ当たりしているだけに見えます。そういう人たちに希望を与えたいのですが、自己啓発以外で何か方法はないものでしょうか?」という質問。
ホリエモン「幸せの基準は、マインド次第で変えられる」
ホリエモンは、「それは人それぞれのマインドだね。社畜的な生き方が楽しいと思わせたいなら、義務教育で習ったような他人と同じことをするのが絶対的な善だという、例えるなら軍隊のような教育をすればいいんじゃないかな」と回答。
「希望も何も、幸せなんてマインド次第でいくらでも変わるからね」とあまり質問者には賛同していないホリエモン。私たちがサラリーマンになった方が幸せだというのも、その中での働き方が不自由だというのも、自分が持つ何らかの幸せの基準から導き出された考えだ。
当然ながら、絶対的な幸せの定義などどこにも存在しない。あるのはあくまで、それぞれの人が考える幸せの基準だけだ。そして、この幸せの基準は全てこれまでの経験や教育から形成される。
例えば、「安定性のあるサラリーマンの方が幸せ」という考えはホリエモンからすれば横並びを重視する義務教育の産物だ。他人のマインドを変えるなら結局は洗脳するしかないとホリエモンは考える。軍隊のような平和時からすれば異様に見える組織も、そのような集団教育のおかげで形成することができる。
幸せはあくまで自分の基準でしかないこと、そしてそれがどんな経験から形成されているのかを見つめなおすことが幸せに近づく第一歩なのではないだろうか。
ホリエモン「こういう話を考えること自体がダメなんじゃないかな」
「(仕事がつらい人を助けるには)あとは仕事以外のことにやりがいを見つけるしかないかな」とホリエモン。仕事をやりがいだと感じるか、やりがいのある趣味のために仕方がないこととして仕事を受け入れるかということだ。
自分が望む幸せであっても、ある程度は好きではないこともやらなければならない。結局は自分が許容できる幸せは何なのか、それが無いのならば自分で作るしかない。
「多分、こういうことを言う人はどこかで『選択肢はこれしかない』と思い込んでいるんじゃないかな」とホリエモンは推測。さらに、「こんなこと考えている時点でダメだよね」と厳しい言葉を投げかける。
幸せの基準は、意外とちょっとしたことで変化する。とはいえ、自分がどんな常識に囚われているかはひとりで考えてもなかなか分からない。
ホリエモンが言うように、考えるだけでは何も始まらない。とりあえず現時点でベストだと思うことを始めてみるのが、結局は幸せに近づく一番の方法なのではないだろうか。
ホリエモンが幸せの見つけ方を語った「堀江貴文のQ&A vol.516〜幸せはマインド次第!?〜」。動画が見たい方はこちらからどうぞ!
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