出典:www.sushikiku.com
カクテルを作ったことのある人は少ないのではないだろうか? ましてや自宅でカクテルを作ることなど、ほとんどの人が無縁なことと思う。
筆者はバー勤務の経験があり、カクテルは仕事で数え切れないほど作ってきたのだが、カクテル作りはなによりも楽しい。それは、カクテルには無限の可能性が秘められているからだ。
とは言っても、実際に生活していてカクテルを作る機会などまずないだろう。そこで今回は自宅で簡単にできるような、簡単で美味しいカクテルのレシピをご紹介していこうと思う。
夏を演出するカクテルのベースは「ラム」
出典:www.imagekb.com とは言ってもカクテルの種類は、書籍などに収録されて名前が知られているものだけでも数百種のオーダーではなく、少なくとも数千種存在する。これでは、どれをチョイスすれば良いか分からなくなってしまうだろう。
今の季節は? 夏だ。そう、今回は夏向けのカクテルをご紹介するのだが、夏はやはり「ラム」をベースにしたカクテルが光る。ラムの適度な甘さと辛さは、夏向けスピリットとして非常におすすめなのだ。
今回全てのカクテルのレシピで使っているラムは、ヘミングウェイも愛したと言われる「バカルディ(BACARDI)」のホワイト・ラム。ラム界の王様的存在として名高いバカルディのラムは、ラムカクテルの根本を成す必須アイテム。
「モヒート」夏らしさ前回の王道ラムカクテル!
出典:drinkingmadeeasy.com 夏らしいカクテルとして最も名高いカクテルが「モヒート」だ。ミントをライムが奏でる爽やかな印象と、ラムの程よい辛さが夏向けカクテルと呼ばれる所以。
作り方は簡単。バカルディラムとミントの葉、カットライム、炭酸水(トニックウォーターでも可)を準備する。グラスにラムを30ml入れ、そこにミントの葉とカットライムを適量加える。後は炭酸水を注いで、かき混ぜるだけ。これで王道ラムカクテル・モヒートが完成!
ミントを指で潰してからグラスに入れるとミントの香りが強くなり、一風変わったモヒートにもなるので、お試しあれ。
キューバリブレ「世界で最もポピュラーなラムカクテル」
出典:www.bacardi.com 世界で最もポピュラーな上に、夏の清涼感も兼ね備える王道ラムカクテル「キューバリブレ」。居酒屋でこれを置いてない店も珍しいだろう。パンチの効いた辛さとコーラの甘さがマッチしているカクテル。作り手として何が嬉しいのかって? それは簡単な点に尽きる。
説明しよう。バカルディラムとコーラを準備する。それらを1(ラム):3(コーラ)の割合でグラスに注ぎ込む。はい、完成。後はお好みでカットレモンかカットライムを添えてあげるだけ。実に簡単なカクテルなので、自宅カクテルにとってもおすすめだ。
ブルーハワイ「お洒落すぎて、女性もタジタジ?」
出典:www.sushikiku.com 上記のカクテルはあくまで王道のラムカクテルなので、そこまで女性や友人を驚かせるカクテルではない。そしてカクテルの美味しさは、そのお洒落なルックスに追随するところが少なからずある。
そんなルックス重視で夏カクテルを作るなら、少し難しいが「ブルーハワイ」というカクテルがおすすめ。味にはあえて触れないが、ルックスのお洒落な雰囲気は写真から感じて貰えることだろう。
このカクテルの青色だが、これはブルー・キュラソーという世界的なお酒によるもの。基本的な構成はラムとパインジュースが30mlずつ、そこにこのブルー・キュラソーを15ml加える。
これで完成だが、ポイントは氷の使い方にある。細かく砕けた氷をグラス全体に詰め込むように入れてみると、夏らしさが増す。
ラムパイン「苦味と甘みが混ざり合う、大人カクテル」
出典:www.pastryaffair.com 最後にご紹介するのは、夏らしさという点では上記のカクテルに負けるが、大人らしさという点では群を抜いているカクテル「ラムパイン」。文字通りラムとパインで構成されるこのカクテルは、ラムのほのかな甘みとパインのほのかな苦味が混ざり合う大人向けの味わい。
これも作り方は簡単。1(ラム):3(パイン)の割合でグラスに注ぎこむだけ。このカクテルの楽しみ方は、その分量を変えること。つまりラムを増やしてカクテルしてみたり、パインを増やしてカクテルしてみるとその味わいに微妙な変化が生まれる。趣味としてのカクテル作りも楽しめるかもしれない。
カクテル作りは楽しいし、その可能性は無限大。自分だけのカクテルを作ってみるのも一興だろう。ぜひこれを機に、ラムカクテルからカクテル作りを始めてみてほしい。
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