ホリエモンこと堀江貴文が、自身のメルマガに寄せられた質問に答えるYouTube番組「ホリエモンチャンネル」。「堀江貴文のQ&A vol.513〜◯◯は意外と競合が多い!?〜」では、ホリエモンが競合ひしめく日本の宅配業界の現状を語った。
今回取り上げた質問は、「高齢者向けの宅配弁当や水の宅配、牛乳宅配など、定期宅配サービスの代行で起業を考えているのですが、成り立つと思いますか?
それぞれの業者は宅配先が離れていると非効率になり採算が合わなくなってくると思うので、それらをまとめて請け負うことで狭い範囲で効率良く宅配ができ、業者側にとっても配達スタッフや車両の維持管理が不要になるのでメリットが大きいと思います」という質問。
ホリエモン「究極的には、どうにもならないんじゃないかな」
ホリエモンは、「コンビニや宅配企業がやってしまうとは思うけど、頑張れば地域でそれなりの地位を築ける可能性はあるんじゃないかな」と回答。
今回のゲストは、オフィスで手軽に野菜を食べられる「OFFICE DE YASAI」を提供している株式会社KOMPEITO 代表取締役の川岸亮造氏。川岸氏は、食品宅配サービスの最初の課題は宅配する商品を置いておく拠点をどこに置くかだと指摘した。
届け先が近所に密集していれば倉庫などの拠点は少なくできるが、一定以上の規模を想定するならどうしても複数の拠点が必要になる。「OFFICE DE YASAI」は毎日食品を届けるのではなく、オフィスに冷蔵庫を置いて食べたい人がそこから野菜を取り出すスタイルにすることで、宅配のコストを減らしている。
そこで川岸氏が提案するのは、コンビニなど地域にたくさんある店などを配達の拠点にしてしまうことだ。こうした既存店舗と提携すれば、場所代もかからず効率よく宅配することができる。
宅配業者には競合が多い!?
しかし、実際の店舗と提携しようとすると「店が自分で宅配してしまえばいい」という問題が現れる。セブン-イレブンの「セブンミール」のように、既にコンビニが食品の配達サービスを始めている。コンビニなら店舗数も確保されているうえに、食品以外にも様々な商品を宅配できるだろう。
他にもホリエモンは、「宅配サービスって思った以上に競合が多いんだよね」と強調。生協や牛乳屋、ヤクルトなど、日本には昔から幅広い宅配サービスが存在している。
他にも、これから厳しくなるであろう新聞の配達所などもこうしたサービスに参入してくるかもしれない。
最近はオフィスを対象にした弁当宅配サービスなどが盛り上がりを見せているが、それは今まで参入している企業が少なかったから。宅配サービス自体は、日本には昔から相当根付いていたサービスだ。
いまから宅配サービスに参入するなら、現状だけでなくこれから競合になりそうな企業についてもリサーチしなければならない。起業する際には、同じようなサービスだけなく様々な角度から競合を想定しておくべきだ。
ホリエモンが日本の宅配業界を語った「堀江貴文のQ&A vol.513〜◯◯は意外と競合が多い!?〜」。動画が見たい方はこちらからどうぞ!
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