「キャリアアップ」という言葉で、多くの人が思い浮かべるのは「転職」ではないだろうか。しかし、転職活動をしても思ったようなキャリアを歩むことができない場合もある。
転職を成功させ、自分が思い描くキャリアプランを進むためにはどのようなことに気をつければよいのだろうか。実は、転職には“成功の秘訣”がある。転職を成功させる王道の秘訣を知ることで、きっとあなたの転職活動も成功するに違いない。
今回はオンラインサービス会社のマーケティング職からキャリアアップに成功した20代・S氏の体験談をもとに、20代の転職の“成功の秘訣”を紹介していく。
「なぜ転職するのか」を明確にする
by KellyB. 転職活動を始める前にまず考えたいのは、「なぜ自分は転職するのか」ということだ。転職の理由を明確にすることで、面接や履歴書・職務経歴書の作成など、転職活動の必須要素に対応できる。
S氏は、デジタルマーケティングの経験を積むなかで、代理店から事業会社へ活躍の場を求め、転職を考え始めたそうだ。このように、「実際にやりたいこと」と現状の仕事の相違であったり、明確にその職種に就きたいというイメージを持っていたりすると、転職活動はスムーズに進む。
職務経歴書をこまめにチェックし、改善する
by the Italian voice 履歴書と職務経歴書は、転職活動において企業が最初に目を通す書類であり、転職希望者の名刺代わりにもなる。特に職務経歴書は、その時点の自分のキャリアやスキルを示す書類なので、こまめにチェックし改善を重ねていくことが重要といえる。
“見てもらえる職務経歴書”を作るために重要なのは、時間をかけ、どんどんブラッシュアップすること。それまでのキャリアをしっかりと見直し、持っているスキルを体系的にまとめておくことが成功への最短経路になる。
またS氏は、職務経歴書は自分のキャリアやスキルを3割程度しか見せないように作成し、残りの約7割は面接で話すというテクニックを明かしてくれた。見せるべきところはしっかりと見せてアピール、面接でより詳しく話せるところはしっかり話せる状態に準備しておく。こうしたテクニックも、転職成功のための大事な要素だ。
面接で示すべきなのは「プラスアルファのスキル」
会社が転職希望者に求めるものを洗い出すと、それに対応した職務経歴書の作成や面接の準備が可能となり、転職の成功により近づけるといえる。まずは洗い出しのため、求人票や求人情報を隅々までしっかりチェックしよう。
しかし、それだけでは他の転職希望者に大きく差をつけられるわけではない。そこでS氏は、会社が求めているものとは別の「プラスアルファのスキル」をアピールすることを心がけたという。会社に「プラスアルファのスキル」をアピールできれば、それが転職の成功につながるのだ。
まずなぜ転職するのかを明らかにすること、職務経歴書をブラッシュアップすること、他の人と差がつく“決め手”を用意すること。この3つの“秘訣”があなたを転職成功者へと導くはずだ。
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