毎日のように電車の中で見かける日本人男性のスーツスタイルは、ダサいとは言わないが、お世辞にもおしゃれとは言えない。そしてそれを日本人の体型や雰囲気の所為にする気も毛頭ない。
この名状し難い日本人のスーツスタイルは、日本人のスーツに対する意識から生まれるものであって、スーツ文化の浅い日本という国においては仕方のないことだと感じる。
そんな日本人がおしゃれなスーツコーディネートを考えるときには、やはりスーツの本場から盗み、学ぶことが必要不可欠。そこで今回は、スーツの本場イギリス・フランス人のスーツコーディネートから、おしゃれなスーツについて言及していこう。
スーツの本場・イギリスから盗む。
全身を「綺麗に」まとめる。
スーツに関する細かい言及は避けるが、現在のようなスーツの原型が誕生したのは19世紀半ばのイギリス(ヴィクトリア朝時代)においてであり、今の英国風スーツスタイルの根幹にも、この時代の雰囲気は強く根付いている。
英国の紳士風コーディネートを作る際に重要なキーワードは「綺麗に」という言葉だ。コーディネート全体を「綺麗に」まとめることが前提条件。そしてそこに「綺麗に」アクセントを加えるのが、英国風紳士というもの。写真のようにアクセントカラーとなるアイテムを、ネクタイや靴下などで取り入れてみよう。
英国の紳士風コーディネートを作る際に重要なキーワードは「綺麗に」という言葉だ。コーディネート全体を「綺麗に」まとめることが前提条件。そしてそこに「綺麗に」アクセントを加えるのが、英国風紳士というもの。写真のようにアクセントカラーとなるアイテムを、ネクタイや靴下などで取り入れてみよう。
全体を綺麗にまとめる。クラシック感溢れるワークスタイル。
出典:www.sarto.jp
また英国風なおしゃれスタイルとしてもう一つご紹介しておきたいのが、「ワークスーツ」スタイルだ。他国のスーツスタイルには見られないようなクラシックなコーディネートが特徴。
こういったスタイルを作りたいときもキーワードは「綺麗に」。英国風のクラシックスタイルはおしゃれに見える反面、コーディネート術を誤れば大変なことに――。写真のように、ベスト使いで「綺麗に」したり、英国風のトラッドシューズで足元を「綺麗に」まとめたりすることが重要なポイント。
こういったスタイルを作りたいときもキーワードは「綺麗に」。英国風のクラシックスタイルはおしゃれに見える反面、コーディネート術を誤れば大変なことに――。写真のように、ベスト使いで「綺麗に」したり、英国風のトラッドシューズで足元を「綺麗に」まとめたりすることが重要なポイント。
スーツの本場・イタリアから盗む。
おしゃれな「ハズし」を加えるイタリアンスタイル
現在日本で出回っているスーツの多くがイタリア製であり、イタリアのスーツはイギリスより歴史こそ浅いけれど、そのおしゃれ感(カジュアル感)が非常に優れている。
しかしおしゃれなスーツだからといって、それに甘えていては大人の男とは言えない。自分なりのコーディネートを加えるからこそ、おしゃれ感が一層際立つのだ。
イタリアンなコーディネートをする際に重要なキーワードは「ハズし」だ。おしゃれな「ハズし」を加えるのが、イタリアンコーディネートの大前提。写真のように、あえてベルトをしないというような「ハズし」が重要なのだ。
しかしおしゃれなスーツだからといって、それに甘えていては大人の男とは言えない。自分なりのコーディネートを加えるからこそ、おしゃれ感が一層際立つのだ。
イタリアンなコーディネートをする際に重要なキーワードは「ハズし」だ。おしゃれな「ハズし」を加えるのが、イタリアンコーディネートの大前提。写真のように、あえてベルトをしないというような「ハズし」が重要なのだ。
全身統一の先にある「ハズし」。
イタリアンスーツスタイルにおける「ハズし」にマニュアルはない。自分で考えて「ハズし」を加えることが大切であり、最もおしゃれに見えるのだ。
ポイントを挙げるとすれば、まずは全身をしっかり統一すること。全身コーディネートの統一があってこその「ハズし」であることを肝に銘じてもらいたい。
ポイントを挙げるとすれば、まずは全身をしっかり統一すること。全身コーディネートの統一があってこその「ハズし」であることを肝に銘じてもらいたい。
大人なスーツスタイルに対する細かいアドバイスを与えるのは難しい。なぜならスーツコーディネートとは、自分のスタイルを創り出すことであり、それすなわち自分を魅せることと同じ。本記事がそんな自分なりのスーツコーディネート作りに対する一種の助言になれば幸いである。
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