個性豊かな香りや味わいを持つ「クラフトビール」が、未だかつてないほどの脚光を浴びている。クラフトビールのブームはアメリカで火がついたが、今では日本国内の醸造所が海外から高く評価され、首都圏を中心にクラフトビールを扱う飲食店も増えてきた。
“斬新でお洒落”なクラフトビールには、大手ビールメーカーも目をつけている。とりわけクラフトビールに力を入れているのは、「キリン」「アサヒ」「サントリー」「サッポロ」の4社だろう。
ここでは、この4社が本腰を入れて発売するクラフトビールを紹介しよう。
キリンビール「SPRING VALLEY BREWERY」
出典:www.kirin.co.jp キリンビールは、2014年7月よりクラフトビール事業に本格参入した。新ブランド名は「SPRING VALLEY BREWERY(スプリングバレーブルワリー)」。
通年で扱うクラフトビールは、画像にもある6種類。濃密なホップ感が売りのフラッグシップビール「496」を始め、柚と山椒を使ったホワイトビール、ラズベリー果汁を加えた爽やかなフルーツビールなど、同社の「一番絞り」とは全く味わいの異なるクラフトビールになっている。
2015年春には直営の体験型ブルワリー併設店舗をオープンし、限定ビールやカスタマイズビールも楽しめるようになった。
アサヒビール「クラフトマンシップ」
出典:www.asahibeer.co.jp アサヒビールより数量限定で発売開始されたクラフトビール「アサヒ クラフトマンシップ」。年4回、季節に合わせたクラフトビールが発売される予定だ。
すでに、重厚なコクと香ばしいロースト香が特徴のクラフトビール第一弾「ドライポーター」と、豊かなコクと芳醇なホップの香りが漂う第二弾「ドライペールエール」が発売されている。
引き続き発売される予定のクラフトビール第三弾・四弾にも期待したいが、数量限定で完売必至のため、発売後はコンビニに急ごう。
サントリービール「CRAFT SELECT」
出典:www.suntory.co.jp クラフトビール初心者に向けてサントリービールより発売された、飲みやすいながらも個性際立つクラフトビール「CRAFT SELECT(クラフト セレクト)」。
5月発売の第一弾では、2種類のクラフトビールが発売された。青の缶は、ハッと目の覚めるような爽やかな柑橘の香りと心地よい苦みが特徴のクラフトビール「ペールエール」。赤の缶は、ホッと心くつろぐ香ばしく深いコク・優しい口当たりが特徴のクラフトビール「ブラウンエール」だ。
7月には、緑の缶「スペシャルビター」、ピンクの缶「メルツェン」のクラフトビールが発売予定。
サッポロビール「Craft Label」
出典:www.craftlabel.jp サッポロビールは、子会社・ジャパンプレミアムブリューを通じて、クラフトビール「Claft Label(クラフトラベル)」を発売。現在は、ポラリスとシトラ、2種類のフレーバーホップが織りなす柑橘の香りと、深みのあるコクが旨いクラフトビール「柑橘香るペールエール」を展開中。
また発売日から2015年8月末までの期間限定で、クラフトビールの情報発信店「Atelier Craft Label(アトリエ クラフト ラベル)in COOPERS」がオープン。クラフトビールに合わせた5種類のオリジナルメニューも味わえる。
クラフトビールには、ワインや日本酒に引けを取らない奥深い世界がある。大手ビールメーカーの参戦によってクラフトビールがより手に取りやすくなった今、その世界を存分に楽しんでみよう。
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