「イノベーター理論」という言葉が提唱されたのは、今からおよそ60年以上前のこと。これを提唱したエヴィリット・ロジャース氏は、ある特定の革新的様式(商品)が流行する過程における社会メンバーの分布をイノベーター理論と呼んだ。
その社会構成員全体の2.5%がイノベーターと呼ばれる階層で、「新しい物を進んで採用する人々」のことを指している。それすなわち、既存の常識に囚われない人々であり、だからこそイノベーター(革新者)と呼ばれているのだ。
社会に出ている人間にとって、奇をてらった行為や言動は確かに好まれないのかもしれない。しかし、ファッションやライフスタイルにおいてそれは「言い訳」にしかならないような気がする。
「周りと違わないように……」というセリフは、失敗しないための言い訳にしか聞こえない。何がおしゃれで、何がおしゃれじゃないかは、デキる大人メンズなら自分で決めて欲しい。今回はおしゃれ×カバンというテーマで一緒に見ていこう。
柄カバンとオリジナリティあるおしゃれカバン
出典:fortune.com ビジネスマンにとって欠かせないアイテム「カバン」だが、街中・電車内で見かけるそのデザインは非常に均一的で、おしゃれとはほど遠い。就活生などが当たり障りのないカバンを持つのは理解できるが、大人のスーツスタイルにそれは味気なく、おしゃれではないとは思わないだろうか。
特に夏のスーツ(クールビズ)スタイルはシンプルなので、カバンというアイテムが非常に重要になってくる。そこに必要なのは適度な“味”であり、それを実現してくれるのが「柄物カバン」だと私は思う。
出典:www.paulsmithlondonsale.com そのデザインは多岐に渡る。可愛らしいデザインの物からおしゃれ感漂う一品まで。だが重要なのは、誰に聞いたわけでもない、自分で選んだカバンを身につける事が大事で、それはこの「柄物カバン」において特に顕著に表れる。
それはその人特有のおしゃれ観念だったり、その人そのものだったりするのだ。
使い勝手とオリジナリティで差をつけるおしゃれカバン
リュック使いで大人の味だし
出典:fortune.com 通勤中のリラックスタイムを演出してくれるおすすめカバンの一つに、「リュック」がある。一般的なビジネスバッグとは違い両手が自由に使えるリュックは、手が汗ばむ夏のスーツスタイルに嬉しいカバン。ここでも自分なりのおしゃれを追求して欲しい。
おしゃれトートバッグで一味も二味も違う男に
出典:www.navadesign.com トートバッグは、おしゃれメンズにとってのマストカバン。それはビジネスシーン、スーツスタイルにだって同じことが言える。書類も取り出しやすいトート型カバンは、夏の蒸し暑い天候の中でも爽やかな印象を与えてくれるだろう。
冒頭に述べたイノベーション理論についてだが、ここで言いたいのは「何が流行るか」ということを予測したイノベーターということではない。「自分が持ちたい(カバン)」「自分がおしゃれだと思う(カバン)」に対して、自分で殻を作って欲しくないのだ。常に自分のスタイルを持ち続けることが、デキるビジネスマンとしての第一条件ではないか、と思う。
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