今までに「仕事に熱意がない」「やる気はあるのか」と言われた経験はないだろうか? 仕事をこなすためにいつも必死に取り組んでいるはずなのに、なぜこのような言葉を言われなければならないのかと悩む人もいるだろう。
そもそも「熱意」や「本気」とは何だろうか。自分の行っている一生懸命というものは、それらとは何が違うのか。
今回は、誰もが知る熱血漢、元プロテニスプレイヤー・松岡修造の著書『人生を変える 修造思考』から、常に本気で物事に向かい合う彼の考え方を紹介していく。
自分の人生を誰よりも楽しむ
出典: Amazon.co.jp 目の前のことには、常に真摯に向き合う。自分の仕事を本気で楽しむ。それが、松岡修造という男に対するおおよその世間のイメージだろう。しかし彼は本書の中で、元々自分は「怠け者で、投げやりで、神経質」だったと語っており、そんな自分を変えるために物事に対する見方や考え方を変えたという。
「目の前の出来事を楽しくするには、どうしたら良いか」ということを常にイメージする。例え失敗しても、「仕事にはちょっとしたハプニングがあるくらいが楽しい」とポジティブ思考に切り替える。これが、松岡修造が自分の人生を最大限楽しもうとする思考の軸となっている。
自分のこだわりを持つ
本書・修造思考の中には「明日からパリに行くなら、今日からパリ時間で行動する」というものが挙げられていた。これは何か大きなことを始める時には、今からできることがあるなら、それはすぐやり始めるという松岡修造なりのこだわりなのだ。
こうした物事に対するこだわりは、他人からすると下らなく見えるかもしれないが、本人にとっては目の前のことに真剣に向き合う姿勢の表れなのである。自分の仕事に真剣に向き合おうとするからこそ、自然と「どうすることが自分にとって最善の方法か」を考えられるようになり、ベストな方法を選び取れるようになる。
大事なのは、自分的思考
本書の中で松岡修造は、常に考えて行動することを伝えている。しかし、決して彼と同じような思考を持つべきということを本書では伝えているわけではない。
「『情熱大陸』の主人公は、いつも自分」。この言葉は、本書で彼が語るエピソードの1つであり、これが本書の重要なポイントでもある。自分の人生は自分のものだ。だからこそ、自分だったらどう考えるか、どう行動するかを芯に置くことで、物事に誰でもない自分自身として向き合えるようになるのである。
周りに流されるのではなく、自分をしっかり捉え行動する。この本を読んで、常に真剣な松岡修造の考え方を知り、自分だったらどう向き合うか考えてみてはどうだろうか?
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