働き方や働く環境が変わっていく中で、「リーダーシップ」を発揮する人が持つ特性も少しずつ変わってくる。
これまでリーダーの役割を担ってこなかった人も、共感力が武器になる「ホリゾンタル・リーダーシップ」で、秘めたるリーダーとしての素質を発揮する時が来ているかもしれない。
「ホリゾンタル・リーダーシップ」とは
「ホリゾンタル・リーダーシップ」とは、水平線のような横の連携に強みを持つリーダーシップのこと。「リーダー」「フォロワー」の関係の上に成り立つ垂直型のリーダーシップとは正反対であることが特徴だ。
フラットな関係性の中で人と人をつなげることだけでなく、組織と組織をつなげる役割を担うこともある。
そして、その「ホリゾンタル・リーダーシップ」において重要視されるのが「共感力」。相手の主張や立場に共感し、巻き込んでいくことができるリーダーが求められているのだ。
なぜ今、水平型のリーダーシップが求められるのか
今、水平型のリーダーシップである「ホリゾンタル・リーダーシップ」が注目されているのには理由がある。それは、「多様性」へのニーズだ。
ビジネスの世界ではグローバル化が加速している。その流れは今後も止まることはないだろう。また、ビジネスの世界では今後、「女性」の活躍も期待される。
多様なバックグラウンドを持つ人間が集まる組織になった中で、以前のような縦の階層を持つ組織を創りあげることは難しくなっていく。その上で、垂直型のリーダーシップをとるよりも、個人個人に注目し、それぞれを平等に扱った上でコミュニケーションをとっていくことが必要になっていくのではないだろうか。
共感力を生かし、あなたも憧れのリーダーに。
多様な人をマネジメントし、リーダーとして組織をひっぱっていくためには、統率力だけでなく、多様さへの「理解」が必要となってきている。それを言葉にしたものこそ、「ホリゾンタル・リーダーシップ」なのだ。
組織に居る人間に「共感」し、その上で目標への道筋をたてて前進させていく「ホリゾンタル・リーダーシップ」。これまでリーダーとして活躍する機会がなかった人も、その「共感力」を活かして、次世代のリーダーになる一歩を踏み出してみてはいかがだろうか。
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