目の前の仕事をどれだけ一生懸命頑張っていても、上手くいかないことが続くこともある。そんな時、不調を脱するカギは「自分自身」の中にあるのかもしれない。
社会人にこそ必要な「自己分析」をはじめよう
仕事をする上では、自分で思っているよりも、独特の人間関係の作り方や仕事上のクセ、行動のパターンなど「自分ならではの個性」があるものだ。そういう小さなものの積み重ねが、少しずつ仕事に影響を与えている。
上手くいかないことが一度だけでなく、何度も続くようであれば、その「自分ならでは」の何かが影響していることも多いのではないだろうか。不調が続く時に必要なのは、一度立ち止まり、そのようなことを振り返ってみることかもしれない。
自分を振り返り、自分のことを認識することは「メタ認知」と言われることもある。このメタ認知は、仕事や人間関係における自分のよくない振る舞いを矯正してくれるきっかけとなるのだ。
だからこそ就活生だけでなく、「社会人にこそ」自己分析が必要なのである。
社会人のための「自己分析」の方法
学生時代に就活のために行う自己分析では、自分の適職や自分に合った風土を見つけるために、「自分のモチベーション」を探る自己分析が多い。しかし、ビジネスマンに必要な自己分析では、「他者への態度」や「仕事への姿勢」を客観視することが重要となる。
そして、それらを知る上で大切なのが、「ログ」することだ。とにかく、仕事に対する自分の考えや行動を言葉にして書き出して記録する。日記形式でも過剰形式でも構わない。
ひたすらに書き込んでいると、だんだん共通点や傾向が浮かび上がってくるはず。その共通点や傾向に対して「なぜそんなことをしてしまうのか」という、行動の裏にある自分の思考パターンを深ぼったり、行動を起こすケースを分析したりしてみよう。
ログすることで、自分が陥りやすいマイナスのパターンや、自分の強み・不足している部分がわかってくるだろう。そして、それらがわかってくることで、自分が今ぶつかっている壁を乗り越えるために変えなければいけないことや、必要なパートナーが見えてくる。
自己分析で、不調はコントロールできるようになる。
上手くいかないことが続く時、「今は運が悪い時期なんだ」と考えるのは簡単かもしれない。しかし、それではいつまで経っても突然やってくる「悪い時期」を自分ではねのけ、コントロールすることは難しい。
「悪い時期」をコントロールできるようになるために必要なのは、悪い時期を引き起こしている原因を知り、その原因となるものをコントロールするまで落としこむこと。
社会人のための「自己分析」を通して、失敗するときの自分や成功するときの自分を知り、自分自身も自分の仕事の調子もコントロールできるようになれば、「デキるビジネスパーソン」への道は拓かれるに違いない。
U-NOTEをフォローしておすすめ記事を購読しよう