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ホリエモン「ユースの育成に集中すべき!」――日本のスポーツ業界を盛り上げるためにすべきことは?

野口直希

2015/06/24(最終更新日:2015/06/24)


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ホリエモン「ユースの育成に集中すべき!」――日本のスポーツ業界を盛り上げるためにすべきことは? 1番目の画像

 ホリエモンこと堀江貴文が、自身のメルマガに寄せられた質問に答えるYouTube番組「ホリエモンチャンネル」。「堀江貴文のQ&A vol.489〜強くなるには実行力!〜」では、ホリエモンがJリーグやプロ野球業界の改革案を語った。

 今回取り上げたのは、「堀江さんは常々、Jリーグやプロ野球において、外­国人選手の枠を撤廃すべきだとおっしゃっていますが、無制限に外国人選手を入れること­を許すことで日本人の出場機会が失われてしまい、若手育成の観点などからよくないの­ではないかと思うのですが、なぜ堀江さんはそうおっしゃっているのですか?」という質問。

「ユースの実力強化がカギだよ!」

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 ホリエモンは、「その代わりユースチームの強化(予算の強化や国際試合経験など)を義務づければいいんじゃないかな。実力が上がれば出場機会も増えるはず」と回答。

 近年、日本のスポーツ業界でもかなり猛威を振るっている外国人選手。外国人選手の受け入れを積極的に進めて来たヨーロッパでは、既に国内の大会に自国選手が出場しない傾向にある(ウィンブルドン現象)。例えばイギリスのサッカープレミアリーグには、既にイギリス人選手は殆ど出場していない。

 自国の大会に外国人ばかり出ると自国の選手が育たなくなりそうだが、ホリエモンは「だからといって、世界大会で代表チームが弱くなる訳ではないと思う」と話す。

 その理由は、外国人が加入したとしても国内リーグのチームが強くなれば、ユースの育成に注力できるからだ。若い選手に優秀なコーチをつけて、国際試合などの海外経験を積ませることができれば、国際大会でもユースが強力な戦力になってくれる。

 外国人を拒んで小さくまとまるよりも、海外からの刺激を受け入れてユースを育てれば、結果として自国の実力も上がるということだ。

改革を行うには、アイデアと実行力の両方が必要!

 こうした説明を聞いて次に浮かんでくる疑問は、なぜ日本のスポーツ業界は海外での成功事例もあるのに、外国人の受け入れやユースの育成に踏み切らないのかということ。

 ホリエモンの答えはシンプルで、「運営組織の中に改革に踏み切れる人物が居なかったから」。外国がすぐさま行動を起こす一方で、日本の組織はどうしても従来の体制に引き連られてしまうことが多い。

 サッカーやJリーグの場合も、ホリエモンのようなアイデアを思いついている人が居たとしても、組織内にそれを実行できる環境が無いのかもしれない。


 革新的なアイデアを思いつける人がいても、それを実行に移せる体制がないと事態は改善しない。劇的な改革を行うには、画期的なアイデアとそれを組織全体で実行できるリーダーの両方が必要なのではないだろうか?
 
 ホリエモンが外国人選手問題を語った「堀江貴文のQ&A vol.489〜強くなるには実行力!〜」。動画が見たい方はこちらからどうぞ!



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