2015年4月14日~19日、イタリアはミラノにおいて世界最大規模の家具見本市であるミラノサローネが開催され、市内は華やかなデザインアイテムで彩られた。今年はミラノサローネ内において、奇数年開催の照明器具展示会エウロルーチェも開催され、ルーメンセンターイタリア(LCI)も参加した。
他社は趣向をこらした展示も多かったが、LCIは新商品を数多く展示しシンプルにプロダクトの良さを追求した結果、ブースは連日賑わいを見せた。
人気の高かった商品ベスト3
Astolfo(アストルフォ)
一番人気はAstolfo(アストルフォ)。木材という照明器具としては画期的なマテリアルを使用したことでLED光源の良さを引き立たせている。中世フランスの騎士に由来するシリーズ。槍に例えた黒い照明部分の長さと角度が自由自在に動く点に特徴があり、気分によって照明の雰囲気を変えられる点が好評だった。
*サイズ:L 202cm×奥行24.5cmx高143cm
Sumo(スーモ)
そしてSumo(スーモ)は、日本人力士(相撲)からインスピレーションを得たという、オリエンタルなトレンドをおさえた製品。畳の上に置いてもしっくりくる、和室にもおススメなデザインだ。
*サイズ: 34cm×32cm×H22cm等
Grus(グルース)
そして最後はGrus(グルース)。つる座をイメージしたデザイン。伝統的なメタルによる製造技術を注ぎ込んだ新しいタイプのフロアランプ。折り紙のつるのような照明部分は、高さを自由に変えられるので、部屋の雰囲気もガラリと変わる。
*サイズ:L 220cm×151cm/ランプシェード60㎝
いかがだろうか? LCIは2014年に日本に初上陸したイタリアの老舗ブランド。企画から生産まで全てをミラノの工房でこなす。インテリア照明は、近年デザイナーのデザイン力に頼る製品が多い中、LCIは質実剛健の商品力で勝負するブランドだ。比較的高額商品ではあるが、インテリアの中でも照明を重視するのはヨーロッパの文化ならでは。
最近は日本でも住宅の中で照明を重要視する趣向が徐々に浸透しつつあり、日本からのバイヤーやインテリア上級者からの評価も高い。
サイトでは定番商品が購入可能。今回紹介した新作は秋以降に展開予定だ。
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