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ホリエモン「日本茶版ブルーボトルコーヒーを作ろうよ!」――日本茶業界の次の一手をホリエモンが示す

野口直希

2015/06/17(最終更新日:2015/06/17)


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 ホリエモンこと堀江貴文が、自身のメルマガに寄せられた質問に答えるYouTube番組「ホリエモンチャンネル」。「堀江貴文のQ&A vol.483〜自社ブランドのメリット!?〜」では、ホリエモンが日本茶業界のこれからの指針を示した。

 今回取り上げたのは、「日本茶の海外代理販売・営業を欧米で行ってま­す。今後は自社のネットでお茶セレクトショップ運営・情報発信・お茶教室運営・生産地­ツーリストを展開していこうと考えています。また、自社ブランド(パッケージデザイン)­を持って日本の各地製茶会社より葉を仕入れて、自社商品として販売しようとも考えています­。この場合の自社ブランドを持つメリットをどう考えますか? もし堀江さんがお茶を商材として海外でビジネスするとしたら、どのように展開していきますか?」という質問。

「ブルーボトルコーヒーのような緑茶カフェを作ってみれば?」

 ホリエモンは、「伊藤園の取り組みは1つの回答になっているはず。長期的だけど、各レイヤー向けの日本茶の喫茶店を時間をかけて普及させればいいんじゃないかな。スタバクラスの客層には『クーツグリーンティー』的な業態、もう少し高い層には『万(よろず)』というように。最近日本に上陸した『ブルーボトルコーヒー』は、日本の喫茶店文化からヒントを得ているらしいので、そういう感じになればよさそうだね」と回答。

 クーツグリーンティーは、現在は伊藤園傘下にあるが、元々はタリーズコーヒージャパンが運営していた緑茶専門のカフェ。万(よろず)は、福岡にある緑茶をメインにした高級バーだ。

 お茶の販売というと今までは茶葉やペットボトルの販売が多かったが、最近ではカフェ感覚でカジュアルに楽しめる店舗も増えてきている。「コーヒー界のApple」として話題を呼んだブルーボトルコーヒーのように、強いブランドイメージをつけることが出来ればかなり話題を集めることが出来そうだ。

いま、シリコンバレーでは緑茶がアツい!?

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 伊藤園は、羽田空港内に茶カフェを設けたり、シリコンバレーのIT企業に甘くないお茶の販売をしている。また、ITとお茶を融合させるためのお茶版ハッカソン「茶ッカソン」も開いているようだ。

 伊藤園のこうした取り組みは、日本文化に強い興味を持つ外国人をターゲットにしている。ホリエモンはアイデアの1つとして、「和菓子会社と協力すればいいんじゃないかな」と話している。

 最近では製造工場にカフェを併設する企業もあるので、街中のカフェだけでなくこうした形での販売もできそうだ。


 ロークラスからハイクラスまで幅広いカフェの人気に加え、日本文化が大好きな外国人も多く存在し、日本茶のマーケットはまだまだ広がりそうだ。

 こうした客層が広い市場でビジネスを行うのなら、ブルーボトルコーヒーのようにターゲットをしっかり定めれてブランドイメージを作り出すことが、注目されるサービスを生み出すカギなのではないのだろうか。

 ホリエモンが日本茶業界の動向を語った「堀江貴文のQ&A vol.483〜自社ブランドのメリット!?〜」。動画が見たい方はこちらからどうぞ!



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