「100年の歴史を持つ革靴」とまではいかないが、スニーカーにだって多くの人に愛されてきた“名品”がある。今年はスニーカーブームに乗って各メーカーから復刻やリバイバルが相次いでおり、名品を手にする絶好の機会がやってきたといえる。
ここでは、定番として名を馳せてきたスニーカーたちをチェックしておこう。
adidas Originals【Superstar】
「adidas」を代表する定番スニーカー「スーパースター（Superstar）」。2015年は同モデルの生誕から45周年に突入するメモリアルイヤーということもあり、昨年の「Stansmith」の復刻以上に盛り上がりを見せている。
バスケットボール用のシューズとして開発された「Superstar」は、ストリートカルチャーに多大な影響を与えたシューズとして歴史に名を残した。今ではモード界隈でも存在感を放ち始め、最も旬なファッションアイテムとして再び注目を集めている。今後は、adidasに縁のあるカリスマたちとのコラボレーションを発表していく予定だ。
converse【JACK PURCELL】
キャンバススニーカーの雄ともいえる「JACK PURCELL（ジャックパーセル）」は、スニーカー界では別格の80周年を迎える。微笑んだ口元に見えることから“スマイル”と呼ばれるつま先のラインと、“ひげ”と呼ばれるかかとに付いたラベルが特徴。プロテニスプレーヤーからハリウッドスターまで多くの人の人気を獲得し、一種のステータスシンボルとなっていた時代もあった。
現在は昨年の秋冬にスタートした「タイムライン」から、80年代モデルのディテールを再現した「ジャックパーセル80」が発売中。限定商品は完売必至のため、発売後すぐに手に入れておきたい。
NIKE【AIR MAX】
ハイテクスニーカーの火付け役的存在である「AIR MAX（エアマックス）」が初めて登場した1987年以来、多くのモデルが社会現象を巻き起こしてきた。毎年アップデートされたモデルが発表され、発売を心待ちにする熱狂的なファンも少なくない。
新作「AIR MAX 1 ULTRA MOIRE」は、新しいアウトソールを採用し屈曲性を劇的に向上させた他、従来のモデルよりさらに軽量化することに成功。快適な履き心地というシューズ本来の魅力も高まった一足である。
Reebok CLASSIC【Ventilator】
昨年の「Instapump Fury Road」20周年に続き、今年25周年を迎える「Ventilator（ベンチレーター）」の復刻モデルが登場。今なお新鮮さを感じさせるデザインで、普遍的な名品といえる。このベンチレーターは、“より軽量＆より速く走れるプロダクト”というテーマを追求してつくられたランニングシューズ。日本語で“送風機”という名前の通りに、高い通気性を備えている点にも注目だ。
完全復刻モデルの発売を皮切りに、記念すべき1年間を通してバリエーション豊富なシリーズが続々と登場予定のため、お見逃しなく。
流行のモデルを履くときには、そのスニーカーの出で立ちやステータスを知っておくとより愛着が湧くもの。いくつもの名品がアニバーサリーを迎えて盛り上がる今、ちょっとした知識を持っていたら、一層スニーカーブームを楽しめることだろう。
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