ホリエモンこと堀江貴文が、自身のメルマガに寄せられた質問に答えるYouTube番組「ホリエモンチャンネル」。「堀江貴文のQ&A vol.478〜ネットの信頼性!?〜」では、ホリエモンがますます現実と接続されていくインターネットの未来を話した。
今回取り上げたのは、「インターネットの世界の怖さ、信頼性の低さを感じることがあります。SNSでの成りすましのように、相手が誰か分からないことで『何となく』の怖さを感じるのです。そこで、ネットの世界でのオフィシャルIDが戸籍のように一人一つずつあればいいのではないかと思いました。
FacebookやLinkedInのようなサービスがID代わりの役割を担っているのかもしれませんが、一個人一アカウントが担保されていないとIDとしては十分でないように思います。オフィシャルIDで本人認証が担保されればネット世界の信頼力も増し、ネット選挙なんかもできるようになると思います。ネットの世界で共通のIDを作る取組がないのは、必要性がないということでしょうか? それとも、現実的に厳しいのでしょうか?」という質問。
ネットのID化は、すでに準備が進んでいる!
ホリエモンは、「国単位でなら、アメリカや韓国では社会保障番号(ソーシャルセキュリティナンバー)がネットの認証に使われていて、日本でもまもなく導入されるね。TPPやFTAが広まればそういう非関税障壁もなくなり、国際的に共通ID化されていくだろうね」と回答。
サービスによって匿名性が全く異なるSNSだが、実はこれらを統一したネットの個人ID制度は、世界的な普及に向けて現在準備がなされている。
現在は顔の見えない相手とのコミュニケーションを警戒している人も多いが、個人IDが付与されればこれまで以上の人数がネットでのやり取りに前向きになるかもしれない。
「NHKだって誤報を流すことはある。絶対なんてない!」
しかし、ホリエモンは個人IDがあってもあまり大きな変化はないと予想。「本人だと分かっても嘘を流す人はいるし、意図的じゃなくても間違った情報を流す人は出てくるからね」と話す。
例えば、現在はホリエモンの名を騙ってFXで利益を得ようとする人がいるが、そうした人物は規制できるかもしれない。しかし、実名であっても詐欺まがいのことをする人はもちろんいるだろうし、それ以上に誰だって間違った情報を流す恐れは常にある。
こうしたことからホリエモンは、「NHKだって誤報を流すことがあるんだから」と常に疑ってかかることの重要性を話した。
どんなに優れた制度ができても、人間がかかわる以上必ず間違った話も存在する。絶対の安心があるとは思わず、常に自分で審議を判断する姿勢が重要なのではないだろうか。
ホリエモンがネット社会のデマについて語った「堀江貴文のQ&A vol.478〜ネットの信頼性!?〜」。動画が見たい方はこちらからどうぞ!
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