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毎日を「なんとなく」過ごしていませんか? 「自分の人生」と向き合うための教則本『人生の目的』

Yasutaka Nagataki

2015/04/28(最終更新日:2015/04/28)


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by mike138
 あなたの人生に「目的」や「意味」はあるだろうか。なんとなく1日が過ぎていき、なんとなく1週間が過ぎていく――そんな感覚の人も多い。そしてそのうちのほとんどの人が自分を「変えたい」と思っていることもまた事実である。

 『人生の目的』では、そんな「なんとなく」過ごしている人生を、「目的のある」「意味のある」人生へと変えていくためのメソッドが記されている。本記事でいくつか紹介していこう。

無理に「大きな意味」を見出さない

いつも、誰かに優しい言葉をかけてあげるだけでも、十分に人生の意味を感じることはできます。

出典:本田健(2014)『人生の目的』
 人生の意味という問いを受けて、多くの人は「ライフワーク」や「宿命」などの非常に「大きな」意味を考えようとするだろう。もちろん、人生全体を通して大きな意味を持つということはとても大事である。

 しかし、大きな意味を追い求めてばかりでは、現実とのすり合わせが出来ずに結局断念する、といったケースに発展してしまいがちである。どんなに小さいことであっても、そこの「意味」を感じられるようになれば、それだけでも人生に意味があるというように考えることができるのだ。

「ネガティブな人生」から抜け出す

苦しみ抜いた結果、素晴らしいものが得られるというのは、ある人にとっては、信念に近いものがあります。そういう思考パターンの人は、それがクセになっていないか見直してみましょう。

出典:本田健(2014)『人生の目的』
 自分を成長させるためには、「試練」の多い人生を歩んでいかなければならないと考える人は多い。そして、大抵の人は自分で課した試練の多さに辟易し、「人生は苦しいものである」とネガティブになってしまう。

 成長するためには試練を乗り越えなければならないのかというと、そうでもない。人生の全てを「試練」にしようとせず、自分が何をしたいか、一旦「素直」になることで本当にやりたいことが見えてくるはずだ。

遠慮の「タガ」を少しずつ外す

いままでよりも少しだけ、遠慮しない人生をイメージしてみましょう。それによってあなたの人生は、自由になっていく感じがするでしょう。

出典:本田健(2014)『人生の目的』
 大抵の場合、自分の「やりたいこと」が見つかったとしても、それの前に自分が「やらなければいけないこと」が立ちはだかってしまう。今勤めている会社を辞めるわけにはいかないし、家族に不安を抱かせるわけにもいかない。現実は自分の「人生の意味」と向き合わせてくれないことが多い。

 「人生の意味」と向き合うためには、遠慮の「タガ」を少しずつ外していく必要がある。「家のお風呂の温度を自分の好きな温度にする」ことや、「自分の観たい映画に友だちを付き合わせる」など、本当に小さなことから少しずつ外していく。この「少しのわがまま」がやがて大きくなっていき、いつしか自分の人生と向き合うチャンスが訪れるのだ。


 人生の意味を考え、行動しようとしても、現実にはそれがうまくいかないということがほとんどである。それでも諦めたくないという方は、是非この本をチェックしてみて、もう一度人生と向き合って欲しい。



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