自分がもしかすると、第一印象で損をしているかもしれないという風に考えた経験はあるだろうか。恐らく、大抵の人がそんな経験はない。しかし、「メラビアンの法則」に則って言えば、第一印象の55%は「視覚」で決められる。要するに、ファッション一つで、最大55%もの差異が第一印象に表れるということだ。
本書では、「外見」にこだわることがビジネスマンにとってどれだけ大事であるかについてを説いている。
自分がどう見られたいのか「自己分析」をする
いくら「よく見せたい」と言ったところで、自分がどのように「よく」見せたいのかが分かっていなければ話にならない。自分のなりたい姿、見られたい姿について、改めて見つめなおすことが求められる。
自分のキャラをあらかじめ認識し、さらに自分のなりたいキャラを認識する。そしてそれに向かうために何が必要なのかを考える。この3ステップこそ、「見た目にこだわる」ことへの第一歩である。
「ちょっとした動作」で決まる「個性」
著者曰く、人は驚きや喜びなどの「ちょっとした動作」が一番個性が出るという。大きく、速く動作をする人は男らしく、逆に小さく遅い動作の人は女性的といった具合だ。この「ちょっとした動作」を意図的に行えるかどうかで、第一印象をはじめとする視覚的印象を大幅に変えられるとのこと。
自分の性格をよく見せようと思うのであれば、まずは人に見える「動作」の部分から変えていくことが大事である。
本書には、このような「自分をどう見せるか」といった精神面に関する指南だけでなく、「滑舌をよくする方法」や「笑顔の作り方」などといった、「自分をよく見せるための方法」のような具体的なスキルについても解説されている。さらには、姿勢を強制するための骨盤ストレッチ動画などがダウンロードできるURLもついている。
第一印象で損をしてしまわない人になるために、この本をチェックして「見た目」に気を配れる大人になろう。
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