ホリエモンこと堀江貴文が、自身のメルマガに寄せられた質問に答えるYouTube番組「ホリエモンチャンネル」。「堀江貴文のQ&A vol.471〜日本人の既得権益は失くなる!?〜」では、ホリエモンがなぜグローバル化が日本人にとって不利なのかを話した。
今回取り上げたのは、「堀江さんは、『グローバル化によって日本人であることの既得権益が失われる』とおっしゃっていますが、いまいち理解できません。それについて詳しく分かる本があれば教えてほしいです。クラウドソーシングで外国人が安くやってくれるといっても発注できる仕事は一部に過ぎませんし、言語の壁もあります。ほんとよく分かりません」という質問。
「日本人だから」で評価される時代は終わった!?
ホリエモンは、「相対的な話だよ。今や、アジアの急伸している国の方が日本より圧倒的にリッチになっている。富裕層は特にそう。大企業はグローバル化しつつあるので、工場はオフショア化し、経営陣にも世界から優秀な人が入ってきている。資本も同じ。例えば、資本の面から見ればソニーは既に外国企業。国内の雇用は減少しており、これからは中間層が薄くなる。世界的には格差は縮小しているのに、日本では拡大しているように見えるよね。
タクシー運転手や飲食店員、ライン工のような誰でもできる仕事の給料は、後進国に近づいている。つまり、誰でもできる仕事でも『日本人だから』という理由だけで高い給料がもらえていたけど、これからはそれがなくなるということ」と回答。
「アジア人より日本人の方が優秀だと思ってるかもしれないけど、そんなことは全くないよ」とホリエモン。これまで、日本人には優秀なイメージがあったが、アジア各国から優秀な人が次々と現れている。それによって、これまで厚遇されていた日本人の地位は、相対的に低下していくということだろう。
「嫌韓」なんて言ってる場合じゃない!
早稲田大学での講師経験もあるゲストの茂木健一郎氏は、「採点をしていると10人に1人くらい優秀な人がいるんだけど、ほとんど中国や韓国からの留学生だった。はっきり言って日本人はレベルが低い!」と話す。
そんな中で日本では近年「嫌韓」がブームになり、韓国人を馬鹿にする人もいた。これについてホリエモンは、「それでも韓国人は、今でも日本よりレベルが低いと思って必死に努力を続けている。このままじゃ大変なことになるよ」と警鐘を鳴らした。
グローバル化によって変わったのは、世界中が競争相手になったこと。いまは日本より努力をしている国はいくらでもあり、彼らに対抗する力がなければすぐに仕事を奪われてしまうだろう。つまるところ国籍に関わらず、努力を重ねた人がトップに立てるということではないのだろうか。
ホリエモンがグローバル化の本質を語った「堀江貴文のQ&A vol.471〜日本人の既得権益は失くなる!?〜」。動画が見たい方はこちらからどうぞ!
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