ホリエモンこと堀江貴文が、自身のメルマガに寄せられた質問に答えるYouTube番組「ホリエモンチャンネル」。「堀江貴文のQ&A vol.469〜スマホゲームのこれから!?〜」では、ホリエモンがスマホゲーム業界で生き残る秘訣を語った。
今回取り上げたのは、「パズドラの勢いが最近衰えたように思いますが、ホリエモンが今ガンホーの経営者だったら、どういう戦略をとりますか? 一攫千金目当てでスマホゲームに参入する会社も増えてきたのに対して、ゲームにガンガン課金する人自体は頭打ちになったように思えます。グリーやDeNAも厳しそうです。
スマホゲーム会社は、ゲームで稼いだお金でゲーム以外の新規事業をするべきですか? それともこれからもゲーム1本でいくべきですか? またどうすればパズドラは一発屋で終わらずに、ポケモンみたいに3年後、5年後、10年後にも愛されるコンテンツになれると思いますか? ホリエモンの考えが知りたいです」という質問。
「次のスマホゲームの注目株は、3Dゲーム!」
ホリエモンは、「基本的にゲームパブリッシャーは映画制作と同じで、広く多くのプロデューサーやディレクター、制作会社と付き合って、彼らに新しいゲームをどんどん作ってもらって広めることの繰り返し。ヒット作を一定のペースで出せれば、経営は安定するよ。これは映画会社と同じ。勿論ゲーム以外の事業をしてもいいけど、経営判断次第だね。私だったら、両睨みで行くかな。ポケモンみたいにするには、地道にコアファンをケアしていくしかないんじゃないかな」と回答。
ゲーム会社が経営を続けるためには、当然定期的にヒット作を出すことだ。そこでホリエモンが今注目しているのが、3Dゲーム。3Dゲームはかつてプレイステーションでやっていたようなゲームをスマホで簡単にプレイできるようにしたもので、パズルゲームなどが主流だったスマホゲームに新しい風を巻き起こしそうだ。
映画でも今では3Dが当たり前になったが、これからはスマホゲームもそうなるのかもしれない。「3Dゲームではまだヒット作が出ていないけど、そろそろ出てくるんじゃないかな」とホリエモンもかなり期待を寄せている。
「スマホゲームでは、ヒットの方程式すら出来ていない!」
では、ヒット作を生み出すにはどうしたらよいのだろうか? ゲストの茂木健一郎氏は、「3D映画でヒットした『アバター』のように新ジャンルを切り開いた作品はヒットするけど、後追いは難しいよね」と話すように、確実にヒットを生み出す方法はまだ存在しない。
さらにホリエモンが指摘するのは、スマホゲームにはヒットが生まれやすい仕組みも分かっていないこと。例えば、コンシューマゲームが流行った歴史がない中国では、最近MMORPGやマップジェネレータのような複雑なゲームが流行っている。逆に日本で人気のスマホゲームを持ち込んでも、中国ではすぐに飽きられてしまうそうだ。
このように各国で流行るゲームが違うことから、「ヒットの法則がある程度できている音楽や映画業界と違って、ゲーム業界にはまだヒットの方式すらできていない」とホリエモンは話す。ヒットの方式やヒットを継続させる方法を開発させた会社が、これからスマホゲームで生き残っていく会社なのかもしれない。
ホリエモンがスマホゲームの注目ポイントを語った「堀江貴文のQ&A vol.469〜スマホゲームのこれから!?〜」。動画が見たい方はこちらからどうぞ!
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