ホリエモンこと堀江貴文が、自身のメルマガに寄せられた質問に答えるYouTube番組「ホリエモンチャンネル」。「堀江貴文のQ&A vol.467〜銀行が生き残るには!?〜」では、ネット決済ビジネスの登場によって銀行がどうなるのかをホリエモンが予測した。
今回取り上げたのは、「Apple PayやLINE Pay、さらにはビットコインが普及するにつれて、銀行の仕事はどんどん無くなっていくように思えます。もしホリエモンが大手銀行の経営者だったら、これからどういう戦略を取りますか? 事業縮小や大規模なリストラ以外に、銀行が生き残る方法や役割は無いのでしょうか?」という質問。
「海外への送金手数料なんかは、どんどん下がるだろうね」
ホリエモンは、「銀行も積極的にネット決済の分野に切り込んでいくし、成長分野にプリンシパル投資もするでしょう。発展途上国の決済ビジネスは成長産業だし、わたしがアドバイザーをしているTradeshiftがやっているようなBtoBの取引システムも貸付ビジネスでは成長するはずだし、色々新しい分野がありますね。どんどんやっていきます」と回答。
ネット決済ビジネスはかなり盛り上がっているビジネス領域で、もちろんホリエモンも注目している。例えば、ホリエモンがアドバイザーを務めるTradeshiftが行っているのは、クラウドプラットフォーム上で受発注や請求書発行などをサポートし、従来ばらばらだった企業間取引における負荷を大幅に軽減することができるビジネスだ。
とはいえ、銀行だってただ手をこまねいているわけではない。例えば、送金手数料を取らないネットサービスが増える中で、「海外送金の手数料なんかも、どんどん下がっていくと思うよ」と銀行の今後を予想した。
ネット決済の登場でマネーロンダリングがし放題になる!?
続いて話題になったのは、ネット決済の充実でマネーロンダリングがやりやすくなるのかどうか。この疑問にホリエモンは、「ロンダリングを止めることは出来ないが、別の方向で当局が追ってくることになるんだろうね」と回答。
別の方向とは、どんなものなのだろうか? 「例えば、銀行の口座を開かせないとかね。ちなみに、僕もたまに銀行口座が開けないことがある」とホリエモン。現在、銀行は当事者に理由を説明せずに銀行口座を開設させないことができる。こうした手段を活用して、マネーロンダリングを防ごうとすることになるのかもしれない。
ネット決済の登場は銀行によって間違いなく脅威だが、銀行もその流れに少しずつではあるが対応してきている。既に大きなシステムを持っている銀行が、そう簡単になくなることはないだろう。
ホリエモンが銀行の今後を予想した「堀江貴文のQ&A vol.467〜銀行が生き残るには!?〜」。動画が見たい方はこちらからどうぞ!
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