あなたにとって、働くとはどのような意味があるだろうか? もちろん、生活をするためという意味があると思うが、それ以上の価値が仕事にあるという方も多いだろう。
『松浦弥太郎の仕事術』は、暮しの手帖の元編集長であり、現在はクックパッドに所属する松浦弥太郎氏の著書だ。多くの人に憧れるライフスタイルを実践する松浦氏の働き方とはどのようなものであろうか?
ここでは、『松浦弥太郎の仕事術』から、松浦氏の持つ働き方についての考えを紹介していこう。
遊びはいい仕事をするために必要なこと
by gfpeck 松浦氏は、給料のうち、仕事に対する対価と支払われているのは半分で、残りはいい仕事をするために必要な自分作りを行う資金だと述べている。
いい仕事をするためには、自分の健康を最優先し、健康管理などを第一に考え、そして、充実した休日を過ごすことで、仕事をより良いものにすることができる。
多くの人は給料のために仕事をしていると思いがちだが、いい仕事をするために充実した休日を過ごすと考えると、仕事への考え方も大きく変わるだろう。
仕事とは、人との関わり合いである
一般的に、仕事の目的といえば、自己実現などの自分を中心にした目的になりがちだが、松浦氏の考えは大きく異なる。松浦氏は、仕事の目的を「自分が何をしたいのか?
」ではなく、「自分が社会の役に立つためには何をすればよいのか?」ということだと述べる。
仕事をするとき、1人の後ろには50人の人間がいる。その50人の人との関係性の中に仕事の意義を見出し、行動していくことで“幸せ”を見出すことができるのだ。
仕事をしていると、どうしても独りよがりになってしまい、近視的に自分の周りの物事しか見渡せなくなってしまいがちだ。自分の仕事は他者にとってどういうものなのかを考えて仕事ができれば、より多くの意義を感じて仕事ができるのではないだろうか。
『松浦弥太郎の仕事術』は、日頃仕事をしている間に忘れがちな仕事の考え方を見直すことができる一冊となっている。ワークスタイルやキャリアプランを考えなおす際に、ぜひ読んでみてはいかがだろうか。
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