ホリエモンこと堀江貴文が、自身のメルマガに寄せられた質問に答えるYouTube番組「ホリエモンチャンネル」。「堀江貴文のQ&A vol.466〜Airbnbでビジネス!?〜」では、ホリエモンが大注目のサービス「Airbnb」のこれからを語った。
今回取り上げたのは、「Airbnbを使用したビジネスを考えています。まずは渋谷・秋葉原・新宿など観光に便利な場所で5つ程度部屋を借り、スモールスタートでオリンピックまでにシェアを広げたいと思っています。5部屋を1万で貸出し、稼働率が60%ならば40万円くらいにはなるのですが……。また、利用者はなぜホテルではなくAirbnbを利用するのでしょうか?」という質問。
「みんな、ホテルに飽きてるんじゃない?」
ホリエモンは、「まず、旅館業法に抵触しないように各種整備を整える必要があるかも。東京都は一応規制緩和の対象になっているけど、そのうち条例が出来るはず。サービス自体は可能なはず。ホテルではなくAirbnbを利用するのは、おそらくAirbnbの方がが設備の割にコスパが良いところが多いからでは? 特に田舎にはしょぼいビジネスホテルやひなびた旅館しかなくて、自宅や別荘の方が快適なこともあるよね。外国人にとっては、英語で予約できるのも良いのかも」と回答。
いま世界中で人気を集めているAirbnbは、宿泊施設を貸し出したい人と旅行者をつなぐマッチングサービス。宿泊施設として自宅や別荘を提供する人も多く、ホテルを初めとした既存の宿泊業に対する強力なライバルとしても注目されている。
ゲストの茂木健一郎氏は、「そもそも、みんなホテルに飽きているんじゃない?」と内装も似通っていて個性のない宿泊産業を強く批判。外国では集合住宅の一室を借りるサービスなども浸透しており、宿泊先の形態も数多くそろっている。日本の宿泊者に新しい選択肢を与えたAirbnbは、これからさらに人気を集めそうだ。
規制を作るのは政府ではなく、世論
茂木氏は既存の宿泊産業を、「規制で守られていることにあぐらをかいている」と批判したが、ホリエモンは必ずしもそれに納得してはいない。「規制を作るのは政府ではなく、人々、世論だからね」と我々消費者にも問題があることを指摘。
新たな技術が生まれたとき、日本人は負の側面にばかり注目してすぐにそれを規制しようと考えてしまう。政府はあくまで世論を参考に、国民が安全に暮らせるようなルールを考えている。日本の宿泊産業が海外のように自由にならなかったのは、それを日本人が望んでいたからかもしれないのだ。
宿泊先に個人の家が増えるのは便利だが、それは新たな危険の種でもある。Airbnbの需要は今後さらに増すだろうが、これに懸念を示す人の理解も得られなければ、一般レベルにまで浸透するのは難しいのではないだろうか。
ホリエモンがAirbnbの今後を語った「堀江貴文のQ&A vol.466〜Airbnbでビジネス!?〜」。動画が見たい方はこちらからどうぞ!
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