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少しの工夫で大きく変わる。ニットの寿命を伸ばすお手入れ法&保管法\

Miki Hirai

2015/04/19(最終更新日:2015/04/19)


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少しの工夫で大きく変わる。ニットの寿命を伸ばすお手入れ法&保管法 1番目の画像
出典:mykaji.kao.com

 年に何度か行う機会のある「衣替え」。徐々に行うならまだしも、クローゼットの中身を総取り替えするとなると、大掛かりな作業になることも。

 今年着用したものを来年も続けて着られるように、保管方法に気を使う人も多いだろう。中でも「ニット」は形崩れしやすいこと、生地がダメになりやすいことから、保管には細心の注意が必要だ。

 保管する前には、もちろん手入れが欠かせない。ここでは、ニットを長持ちさせるお手入れ法と保管法を紹介する。

ドライマークは自宅では洗えない!

 普段ニットは頻繁に洗濯しないかもしれないが、長期間保管する前には一度洗濯しておきたいところ。その際にはまず、「洗濯表示」を確認しよう。「洗濯表示」は、衣類の内側のラベルに載せられていることがほとんど。

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 この表示を見たことがあるだろうか? これは「有機溶剤を使用したドライクリーニング可」という意味で、残念ながらこの表示が付いたニットは自宅で洗濯することができない。洗濯機にドライコースが設けられていることがあるが、これはドライクリーニングとは別物なので注意。ドライマークが付いたニットは、クリーニング店に持っていこう。

自宅でニットを洗うときは「手洗い」が基本

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出典:www.hisstylediary.com

 ドライマークが付いていないニットは、自宅で洗濯することができる。その際も洗濯表示に従って洗ってほしいのだが、洗濯機洗いが可能な場合も、なるべく手洗いするようにしよう。人の加減が効かない洗濯機洗いだと、どうしてもニットが縮んだり生地が薄くなったりしてしまう。

手洗いの手順は以下の通り

①ボタンやファスナーを留め、裏返しにする。
②人の体温程度のお湯に中性洗剤を溶かし、押し洗いする。
③お湯を取り替えながら、泡が出なくなるまですすぐ。
④軽く水を切ってバスタオルの上に広げ、水分を取り除く。

平干しで形崩れ防止

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 干すときは形を整え、平らな場所に広げて干す。このとき陰干し、もしくは室内干しすることが鉄則だ。ハンガーに掛けて干すこと、日が当たる場所に干すことは絶対にしないと覚えておこう。

毛玉は丁寧にカットする

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 摩擦による毛玉は避けることが難しいが、毛玉ができたときに引っ張って取るのは厳禁。発生した毛玉は、ハサミや毛玉取りブラシで丁寧にカットしよう。今では簡単に毛玉が取れる「電動毛玉取り機」も発売されている。

シワができないよう丸めるか平置きして保管する

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 最後に保管の方法だが、干すときと同様にハンガーに掛けて保管するのはNG。きちんと畳み丸めて保管するか、平置きにして保管しよう。クリーニングに出した後はそのまましまうのではなく、湿気防止のために袋から出すことをお忘れなく。

 風通しのいい場所に保管することはマストだが、それができない場合は定期的に外に出して湿気を抜くこと。これは防虫にも役立つ。防虫剤を入れる場合は薬剤成分が下に流れるため、ニットの上に置くようにしよう。


 以上がニットのお手入れ法と保管法だ。ニットは何点か注意を払うだけで格段に寿命が伸びるため、お気に入りを長く使いたい方はぜひ参考にしてほしい。

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