すのこの上にマットレスを起き、ベッドとして活用する「すのこベッド」は、ベッドが置けない狭い寝室での活用術として定番だ。通気性が良いため布団を敷くよりも防カビ性に優れており、軽い木材なので引越しの際もベッドに比べて手間がかからないといったメリットがある。
しかし、すのこの上にマットレスを敷くというのは見栄えがチープで、インテリアとしてダサいというイメージを持っている人もいるのではないだろうか。実は、工夫次第で安っぽさを解消できる。今回、インテリアの景観を損ねないスタイリッシュな「すのこベッド」の実例を紹介しよう。
ヘッドボードを付ければお洒落で実用的
出典:1decor.net 「すのこベッド」がベッドに劣る原因、それは明らかにデザインの繊細さだ。単純に設置するだけだとどうしても、ラフな印象に見えてしまう。そこで、すのこでヘッドボードを作ってみると印象は一変。通常のベッドとなんらかわりないデザインになる。
高さのあるすのこを、「すのこベッド」と密着させて双方をネジで固定するだけで完成だ。すのこのヘッドボードなら、隙間にベニヤ板を挿入して固定すればベッドサイドテーブルにもなるので実用的。
収納スペースが簡単に作れる
出典:www.99pallets.com 「すのこベッド」とベニヤ板を組み合わせることでベッド下の収納をつくることができる。写真のように、高さを上げればボックスを入れた収納になり、大きな収納が必要なければ、すのこを2枚重ね合わせるだけで小さな収納にもなる。
ホームセンターで売られているゴム製やコンクリート製のブロックをすのこの土台にしても同じように収納を作ることができる。
カラーを施せば上品なモダンスタイルにも
出典:s-media-cache-ak0.pinimg.com すのこの持つ無垢な表情は、そのままベッドにすることで北欧風インテリアやインダストリアルスタイルのインテリアにマッチする。しかし、その自然体のラフさをモダンスタイルに合わせるとどうだろう。
「すのこベッド」を、そのままモダンスタイルに合わせるとミスマッチな雰囲気は否めないが、ダークブラウンに塗装してみるとどうだろう。写真のように、何の違和感もなくモダンに溶け込み、上品さが伺える「すのこベッド」になった。
部屋の広さやマットレスの大きさに合わせて自在に作れる「すのこベッド」。低コストや使い勝手の良さだけが目に付くが、工夫次第でインテリアを引き立てる存在にもなることがわかる。
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