今、「仕事は楽しい?」という質問にみなさんはどう答えますか? 「楽しい!」と迷いなく返答出来る人は少ないのかもしれません。恐らく、最も多い答えは「どうだろう」とか「どっちでもないかも」といった返答でしょう。
会社に勤めて数年が経過すると、毎日仕事に行ってはいるけど何だかメリハリがない……なんて人は多いはず。それ、仕事が「マンネリ化」している状態かもしれません。
マンネリは悪い事ではなく、むしろ「成長の証」
入社当初は新鮮な環境や業務、人間関係など様々なことに追われ、「早く慣れなくては!」と焦っていたことでしょう。しかし、数年経てば仕事や仕事が生活に組み込まれた毎日にも慣れ、仕事がマンネリに陥る人が増加します。
「マンネリ」とは、同じ毎日や業務の繰り返しで刺激が失われてしまった状態。マンネリ状態に陥ることは悪い事だと認識している人は多いかもしれません。しかし、そんなことはなく、「マンネリ」はむしろ成長の結果なのです。つまり、今までは右も左も分からない新入社員だった人が仕事に慣れたということを意味しています。
マンネリ状態を経験する人は多いですが、自分の仕事がマンネリ化していると気がついた時に行動を起す人はそう多くはないかもしれません。しかし、本当に大切なのは「マンネリ」の後の行動です。
脱マンネリのために身につけるべきは「主体性」
では、マンネリ状態の中で何をすべきなのでしょう。マンネリを脱するために一度仕事から離れようと考える人がいますが、これはあまりお勧めしません。会社に務めている場合、長期的に仕事から離れることは難しく、仕事から離れてしまうことでせっかくの成長が台無しになってしまうからです。
そこで大切なのは、「主体性」を身につけるという事。といのも、仕事に慣れてきたというのは、言い換えればその会社や業務の「枠」や「常識」にはまっているということだからです。枠や常識は決して悪ではありませんが、その中で人は受け身になってしまいがち。その受け身状態が継続した場合、マンネリを脱することは難しいでしょう。
だからこそ、仕事がマンネリ化した時に真っ先に考えるべきは「主体性を身につける」ということです。
「主体性」を身につける方法
では、主体性を身につけるためにはどうしたら良いのでしょうか。主体性を身につける上で職場環境は大変重要ですが、主体性が発揮できる職場ではないと言って諦めてしまうのは早いかもしれません。実はその諦めも、職場の枠や常識にはまっているということの現れです。
主体性を発揮するにはまず自分から
主体性を発揮する上で最も大切なのはやはり、その主役である「自分」。自ら何か行動を起そうとしても、「自分なんかでは…」と弱気になっていたら行動を起すことは出来ません。
そこで、主体性を身につけるためにはまず自分に自信を持つことが重要です。その方法として効果的なのは、自分で自分に課した目標を達成するということ。まずは小さな課題を自分自身に課してみましょう。
その小さな課題を一つずつ達成していくことで、仕事のメリハリに繋がります。さらに、目標を設定するという主体性を既に発揮しているのです。
目標達成を重ねて行けば、それが知らず知らずのうちに自らの自信となっていくことでしょう。そうして自己否定をすることなく、自分が良いのではないかと思った意見を社内で提案することが出来ます。
マンネリ状態に陥ってしまったと気づけた時は、自己否定を辞め、マンネリという成長の証を自信に変えてください。さらに主体性を身につければ、周囲の人たちよりも遥か先のスタート地点に立つことが出来るでしょう。マンネリはゴールではなく、あくまでもスタート地点だということを心に留めておいてくださいね。
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