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気まぐれな「やる気」に頼らず、常に仕事ができる人になる。『仕事がうまくいく人の小さなコツ』

Manabu Kuramoto

2015/04/08(最終更新日:2015/04/08)


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気まぐれな「やる気」に頼らず、常に仕事ができる人になる。『仕事がうまくいく人の小さなコツ』 1番目の画像
出典:www.pakutaso.com

 友人の体験談やセミナーなど周りから多くの影響を受けるものの、いざ取り組んでみるとすぐ飽きたり挫折したりして結果が出ない、といったことはないだろうか?

 「同じ失敗をしてしまう」「成果が現れない」といった問題を解決すべく、今回取り上げるのが、小さなコツの専門家 野澤卓央氏の著書『仕事がうまくいく人の小さなコツ』。

 「目の前に現れた問題という扉を開ける鍵(小さなコツ)を見つけ、回しさえすれば、どんな状態からでも好転する」と話す野澤氏。本の一部から、そのコツについて触れていく。

外部ではなく、内部から影響を受けるべし

何か始めるときは、なんのためにそれをするのか、自分はどうなりたいのかを先に考えることが大切です。

出典:野澤 卓央(2013)『10年間、1000人の成功者に聞いてわかった 仕事がうまくいく人の小さなコツ』

 あなたは、熱しやすく冷めやすい性格ではないだろうか? 誰かの言葉や本、セミナーなど外部から影響を受けて、テンションの上がり下がりで物事を始めたり止めたりしていると、「自分はやる気になっても続けられない……」と勘違いして落ち込んでしまうことになる。
 
 外にやる気を求めてばかりだと、一時的に上がったテンションと内側から湧き上がる思いの違いが分からなくなっていくだろう。また、一気にやろうとすると、挫折も一気にやってくる。

 何事も、工夫しながら徐々に慣らしていくことでしかリズムを作ることはできない。そのため、目的に気づくこと、平常心で淡々とやり続けることが大切だ。

"都合の悪いこと"をどう捉えるか

「あの人が悪い」「会社が悪い」と、何かのせいにする人は、裏を返せば、「私は良いことばかり起これば幸せになれる。周りの人がすべて良い人でなければ、幸せになれません」と言っているようなものです

出典:野澤 卓央(2013)『10年間、1000人の成功者に聞いてわかった 仕事がうまくいく人の小さなコツ』

 色々な興味を持って学んでいるが、現状がなかなか変化しないという人も多いかもしれない。そういった人の多くに対して著者は、「都合の良いことからしか学ばない」というという問題を抱えていると述べる。

 都合の悪いことが起きたときは、これから先、何をすれば良いのかを学ぶ絶好の機会だ。また、嫌な人がいれば、自分は同じようなことはしないぞと考える機会にもなる。

 著者の出会った成功者たちは、都合の良いことからも悪いことからも前向きに学ぶ人ばかりだったそうだ。他人や運任せの考え方で生きていると、他人や出来事に左右され、振り回され続ける一生を送ることになるだろう。

 人生を良いものにするのは、自分自身。都合の悪いことからも前向きに学び、何があっても幸せだと感じられる自分を作っていくことが本当の学びだ、と著者は話す。


 周りの環境に左右されず、何事も自分自身に理由を置いて考えることが大切と言えそうだ。野澤氏の本『仕事がうまくいく人の小さなコツ』から、10年間、1000人の成功者に聞いてわかったコツを吸収してみてはどうだろうか?




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