ホリエモンこと堀江貴文が、自身のメルマガに寄せられた質問に答えるYouTube番組「ホリエモンチャンネル」。「堀江貴文のQ&A vol.463〜ファンクラブで安定!?〜」の放送では、ホリエモンがベネッセの新サービスに厳しい評価を下している。
今回取り上げたのは、「comoico発の『ナルどマ』がテレビアニメ化されるなど、マンガの在り方もシフトしています。マンガアプリ発の共同制作は今後加速すると思いますが、マンガ全体でのパッケージの売り上げは落ちており、それを補うビジネスにほとんどが四苦八苦しています。マンガアプリ発ならではの共同制作のマネタイズにおいて、何らかの仮説をご教示頂けないでしょうか?」という質問。
「流通に制限がないマンガアプリは、まだまだ可能性がある!」
ホリエモンは「トップラインは中抜きによって落ちているけど、ネットの収益を上げる方法はいくらでもある。従来型のライセンスビジネスもある。大きいのは、紙の出版流通を確保する必要がないのでグローバル化しやすこと。アプリなら一気に世界を攻められるよね。マンガ週刊誌を読む習慣がなかった若年層にもアプリが浸透しているので、マンガコンテンツ自体のポテンシャルは高いと思う」と回答。
comicoやマンガボックスなど、一躍有名になったマンガアプリ。紙の流通という制約がないため、従来のマンガに比べて発展の可能性はまだまだありそうだ。
「なんで漫画家にはファンクラブがないんだろう?」
マンガアプリに限らず、ホリエモンがマンガ業界を見て不思議に思うのは、作家のファン名簿がないこと。そのため、新作が出てもファンにダイレクトに宣伝する手段がないのだ。
そこで、ホリエモンが提案するのは漫画家のファンクラブの設立だ。「例えば、尾田栄一郎さん(『ONE PIECE』の作者)のファンクラブなら、何十万人も入会するはずだよね。これだけでもかなりすごいことになるはず」
ファンクラブがあれば打ち切りがなくなる!?
ファンクラブを作る大きな強みは、売り上げの試算ができること。例えば、1万人のファンクラブ会員が新作に500円ずつ払ってくれるのなら、最低500万円は確実に売り上げることが分かる。
読者の数が初めから分かっていれば、彼らのためだけに作品を書けばよいので打ち切りになることもない。このように、ファンクラブがあれば作品を支持してくれる人数が分かるので、赤字を出さない規模で創作に専念できる。
こうした施策も、紙の流通による制限がないマンガアプリならより自由に挑戦できるのではないだろうか?
ホリエモンがマンガ業界に新たな道筋を示した「堀江貴文のQ&A vol.463〜ファンクラブで安定!?〜」。動画が見たい方はこちらからどうぞ!
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