ジーンズの本場といえば、生みの土地であるアメリカを想像するかもしれない。しかし今や世界中のハイブランドが惚れ込み、こぞって使用されているのは日本製のジーンズだ。
一本一本に職人の卓越した技術が光る日本製のジーンズは、量産されたものとは比べ物にならないほどクオリティが高い。この機会に、日本の技がつまった逸品に触れてみてはいかがだろう?
KAPTAIN SUNSHINE(キャプテンサンシャイン)
出典:www.digital-mountain.net 2013年にスタートを切った新鋭のブランドは「KAPTAIN SUNSHINE」。本場アメリカで人気を博した製品を継承しつつも、現代風にアレンジされたジーンズは、履き込むほどに深い味が出ることで名高い。
東海岸で流行したジッピフライテーパードをモチーフにしたジーンズは、“ジーンズの聖地”といわれる岡山県児島の工場にて製法を依頼。どこか昔懐かしさを覚えるジーンズだが、秘密は独特のムラ感と程よい膨らみ具合のコットン生地にある。
TMT(ティーエムティー)
古き良き時代のサブカルチャーを採用した遊び心のある「TMT」のジーンズ。軽やかな素材感や日本人の体に合う型づくりは、一度穿いたら手放せないほどの出来映え。
ハンドメイドで加工が施された一本は、長年穿き込んだような風合が魅力的。まるで本物のヴィンテージと見間違うほどの完成度の高さには、目を見張ること必至だ。少し細身の作りが絶妙な抜け感を演出している。
CANTON(キャントン)
1963年に日本初の本格国産ジーンズとして誕生した「CANTON」は、1968年に一度幕を閉じた。しかし2008年に、約半世紀の時を経て「CANTON OVERALLS(キャントンオーバーオールズ)」として復活。復活までの年月で世界的にも評価されるようになったジーンズは、日本の技術の結晶といえる。
今期のおすすめは「MHL.」とのコラボジーンズ。ヴィンテージを彷彿させるデザインと現代風のスッキリとしたシルエットの融合には、やはり日本製にしか成し得ない技がうかがえる。
徐々に自分好みへと姿を変えるジーンズには、自分で“育てる”ロマンが詰まる。世の男性皆から愛されるジーンズの中でも、日本製が高い評価を受けているのはどこか誇らしいことではないだろうか。違いが分かるようになった大人こそ、手に取るべきジーンズがここにある。
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