女性にとって妊娠や出産は人生のライフイベントです。一昔前であれば妊娠を機に仕事を辞める女性が多数派でしたが、現在では結婚して子どもが生まれてもやりがいのある仕事をしたいという女性が多くいます。しかし復帰したくても、スキルがないと心もとないという女性も多いのではないでしょうか。
実は近年、育休中に資格を取得してスキルアップを図る女性が少なからず存在するのです。彼女たちはどのようにして育児と資格取得を両立しているのでしょうか?
育休中はスキルアップの大チャンス
育休中といっても、ママは完全に休んでいられるわけではありません。出産後の体を抱えて24時間体制で状態で子どもの面倒を見なければならない状況で勉強なんて、大変そう! というイメージが強いのではないでしょうか。
しかし、育休中に業界のトレンドや常識は目まぐるしく変わります。育休中に自分の仕事にまつわる業界や資格の勉強をすることは、スムーズな職場復帰につながります。
育休中のスキルアップの勉強法
実際に育休中に資格を取得した女性は、夫や母親に育児のサポートを依頼したり、会社の理解を得て社内の勉強会に参加したりしているようです。一人で頑張ろうとするのではなく、周囲の理解や協力を得るのがポイントとなりそうです。
また最近では、育休を活用してMBAを学ぶ「育休MBA勉強会」なるものもあるそうです。ここは育休中の女性が集まり、キッズスペースに子どもを預けて勉強しているとのこと。このように、同じ環境の人が集まる場所に行くという方法もよいでしょう。
育休中の勉強で気をつけるべきこと
育休中は子供に割く時間が増えるため、自分のために使える時間は限られています。その時間のなかで効率的に勉強を行うには計画を立てておくことが大切です。
ただし、育休中は母体の回復や子どもの世話や体調管理を最優先にさせるべきです。そのため、全てが計画通りにいかないこともあると考えましょう。これらの理由で勉強が計画通りに進まないからといって、過剰に焦ることはありません。柔軟に計画を見直すことも重要なことです。
求められるワーキングマザーの力
以前は勤務時間が限られてくるワーキングマザーは、会社でも扱いにくい存在とされていました。しかし現在ではワーキングマザーの力やキャリア評価する企業は、確実に増えています。
ワーキングマザーはフルタイムで働くことは難しいですが、育休前から活躍し高い技術を持っている女性は数多く存在します。彼女たちの力を即戦力として求めているベンチャー企業では、子育て中の女性を短時間勤務で採用することもあります。
つまり、フルタイムでの勤務ができなくても、スキルさえ持っていればこういった企業で再び活躍できる可能性が高いのです。短時間勤務しかできないため、その分効率よく仕事をしようと集中して仕事に取り組むこともできます。
育休中にスキルアップをしておくことで、復帰後もバリバリと働くことができます。子育てを仕事のネックにしたくないのであれば、育休の時間を有効活用して、復帰後も必要とされるワーキングマザーを目指しましょう。
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