つい感情的になってしまったり、失敗の不安に苛まれてしまったりなど、平常心を保つことは難しいと感じることはないだろうか?
「なんでもチャレンジし、自分に効果があったものだけを紹介する」という、精神科医の藤井英雄氏によれば、平常心を失ってしまう原因は「マインドフルネスが足りないこと」にあるそうだ。
そこで今回は、藤井氏の著書『ビジネスマンのための「平常心」と「不動心」の鍛え方 』から一部ピックアップし、その内容についてお伝えしていく。
マインドフルネスとは?
自己肯定感を強化し、平常心が失われることを防ぐマインドフルネス。これをマスターできれば、感情的に行動してしまうことがなくなり、「平常心」や「不動心」を養うことにも繋がると著者は話す。
例えば、掃除一つをとっても、うわの空になって他のことを考えながらではなく、拭いている床の感覚やキレイになっていく様子にフォーカスして全身全霊を込める。
考えることと感じることは同時にできないそうだ。取り組んでいる作業を感じながら没頭できれば、平常心や自己肯定を得ることにも自ずと近づくだろう。
不動心を鍛える「3秒ルール」
この本では、ネガティブな発言をしてしまったら、3秒以内に「今のなし!」とつぶやき、ポジティブな言葉に置き換えるという「3秒ルール」が紹介されている。
例えば、「あーあ、今日のトレーニングきつ……」と、口にしていることに気づいたら、すかさず「いまのは取り消し! 体が強くなるぞ!」など、無理矢理にでも言い直す。3秒以内だったら、ネガティブ想念の影響はほとんどないそうだ。
これを続けることで、ストレスに負けない「不動心」を鍛えることに繋がるようなので、今後ネガティブな発言を口にしてしまったときは、気づいて実行してみてはいかがだろうか?
『ビジネスマンのための「平常心」と「不動心」の鍛え方 』には、マインドフルネスについて5章以上に渡って述べられている。詳しく知りたいと思った方は、一度チェックしてみてはいかがだろうか?
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