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性格は、自身の個性に合ったものに変えよう 『性格は捨てられる』

Manabu Kuramoto

2015/03/05(最終更新日:2015/03/05)


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性格は、自身の個性に合ったものに変えよう 『性格は捨てられる』 1番目の画像
出典:pixabay.com

 「昔からの怒りっぽい性格が抜けない……」と、つい嘆いてしまうことはありませんか?

 性格リフォーム心理カウンセラーの心屋仁之助氏によれば、昔は必要だった性格が必要ない今も残ってしまっていることがあるそうです。心屋氏もかつては「怒りっぽい」性格のために、周囲の多くの人を傷つけ苦しんでいたと言います。

 今回は、そんな心屋氏の著書『性格は捨てられる』の中身を、「必要のない性格を変える」をテーマにして一部お伝えしていきます。

変えられる「性格」、変わらない「個性」

 著書によれば、変えられないのが「個性」で、変えられるのが「性格」。そのことを著者は、料理を例にして伝えています。

 例えばカレーを作るとき、まずは「今ある材料」を確認します。そして、肉・玉ねぎ・人参を鍋の中に入れて煮込みはじめます。このときの、肉・玉ねぎ・人参が「個性」です。どんな料理を作るとしても、肉が魚に、また人参がキャベツになることはありえません。

 反対に、どんどん変えていけるのが味つけです。辛さや濃さなどは、教わった人やリクエストの発生などで変わっていきます。このような「料理の味つけ」が「性格」。そして料理は、素材を生かしたものが一番美味しいと話しています。

 たとえ他の人の口には合わなくとも、自分の「個性」に合った自分だけの「性格」こそが、最高の味つけであると言えるのではないでしょうか?

性格を変える手段の一つ、「自分の感情に向きあう」

 他人によって作られた性格を変えるには、異なる価値観や自身の弱さなどを受け入れる必要があります。そのための手段の一つが「自分の感情に向きあう」こと。ここでは、著者が薦める、ネガティブな感情の「使い方」をご紹介します。

 怒り・悲しみ・嫉妬などが湧いたときは、抑えようとせず「あぁ、いま私は怒っているんだ」と収まるまで感じてみます。それでも鎮まらないときは、「くやし―!」「うらやましい―!」と、スッキリするまで大声で叫んでみましょう。

 もし叫ぶ場所がないときは、抱いている感情を込めて「ふ―ーーっ!」と大きく息を何度も吐いてみてください。喜怒哀楽のエネルギーは、内に溜めすぎることで溢れたり鬱になったりしてしまいますので、こまめに出すことが大切です。


 自分だけの個性を大切にするためにも、他人の影響を受けてしまっている性格は取り払おうと伝える『性格は捨てられる』。自分らしい性格を取り戻したいと感じた方は、ぜひ一度この本をチェックしてみては?



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